エピローグ
すごい短いです。
私はパソコンで、大学の合否を確かめた。
私の番号は見事あり、春から東京で大学生生活を送ることになったのだった。東京に行くことが決まり、母さんたちも転勤が決まったようで、3月はとても忙しかった。
何度か東京に足を運び、住む家を決める。
私の理想としては配信ができる家のほうがいいな……と思っていたけれど、都内には都合いい住宅があまりなかった。
貯金はたくさんあるといえど、配信できないと稼げないのであまり家賃が高い家に住みたくはない。かといって安い家だと防音に問題がな……。
と懸念点ばかり出てきてあまり家を決めることができなかった。
ということなので、いっそのこと土地を買って家を建てることにした。
東京との土地代はものすごく高く、土地代だけでもものすごいお金がかかった。ちょっと悪いのだけれど、利用してるようで申し訳ないのだが。
私はマルーンの父親の会社にやってきていた。
「社長。申し訳ありませんが……」
「いいでしょう。何億必要ですか?」
「億!? そこまで借りたら返せませんけど!?」
「いいのだ。有象無象ならすぐに拒否していたが、イナリ様の頼みだ。借りるだなんてとんでもない。差し上げよう。家が欲しいんだったね? 東京都内に」
「……うっす」
申し訳ないけど、マルーンの父さんから家をもらうことになったのだった。
それまでは安いアパートを借りてそこから大学に通う。
そして、春がやってきた。
私は大学に入学し、家の建設を待ちながら大学に通い、そして自動車学校に通い車の免許を取ることにした。
今でこそチャリが移動手段だけど、車とかバイクとか、そういう移動手段が欲しい。東京都内は基本的に電車と徒歩でなんとかなるからいらないとは思うけど。
そして、6月。
私の家が完成したという報告を受けた。大学の近くで、東京都内の立地。結構面積が広く、東京都内でこの立地は相当いいんじゃないだろうか。
相当金かかるだろうけど。
リビングも広く、部屋も多い。
マルーンの父さんも見学に来て、私に対するプレゼントだと改めて告げてきた。マルーンの父さんに何か返そうと思ったが、今まで通り面白い配信をしてくれればそれでいいと言われた。自分の会社を救ってくれたのは私だと。そのお礼だと思ってほしいと言われた。
そして、ママたちも新居にやってきて新居祝いと入学祝い、引っ越し祝いを同時にやった。
私はまだ未成年だからお酒は飲めないのでジュースだったが、ママたちはビールを開けて楽しく過ごしてくれていた。
そしてその翌日、新調したパソコンと配信機材、ベッドやたんすなどの家具を新居に運び入れ、私は復活する準備を遂げる。
そして、今現在。
「SNSで告知はした、機材の不備はない……っし」
私は配信画面を開く。
そして、マイクを付けて、私は大きく息を吸った。
「みなさん、お久しぶりです!」
今までご覧いただきありがとうございました!!
作者のことですからこの最終話が投稿されてる時にはもうすでに新作が投稿されてるはずです。




