表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ある男の物語

断った男

作者: REIZO


とっくに3アウトチェンジのはずが

攻撃側のチームは、巧みにルールの解釈を変えて

平然と攻撃を続けた。

守備側や、審判の言う事を

ましてや観客などお構いなしに。。。


スタジアムに響く怒号は

最高潮に達した。

交代のため、ブルペンから現れたピッチャーは

2、3球キャッチャーに向かって練習球を投げた後

攻撃側のベンチ目指して数歩足を進めたかと思うと

ベンチでヘッドコーチと談笑していた監督の顔面目掛けて、

時速97マイルの速球を投げ込んだ。


審判団は、これを危険球とはしなかった。

球を顔に受けた監督は、バッターボックスにいなかったと言うのが

その理由だった。ピッチャーは、退場処分にはならなかった。

しかしそのピッチャーは、スタジアムから忽然と姿を消し

その後の行方は、杳として知れなかった。

………………


ここまで書き上げたところで

男は、これはあくまでも

自分の頭の中で勝手に

想像を膨らませた

野球サスペンス掌編に過ぎない事を

読者に断った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ