ぼっちで孤独な俺
ラブコメ書いてみました。
俺の名前は琴和正夫、私立平安高校に通っている高校2年の男子高校生だ。
家族構成は父、母、妹、猫のラッシー君がいる。
猫の名前は妹がつけた。
俺は別になんでもよかったがどうしてその名前にしたのかいまいち納得いかない。
俺はさすがにそれはせめてミーとかそんな名前にした方がいいだろうと言ったが兄貴みたいにそんなダサい名前つけないからと否定された。
いやいや、お前の方がダサいだろと言って、兄弟戦争になって結局のところ、親参加の多数決でラッシー君票が3票でミーが1票というラッシー君の勝利となった。
正直言って悔しい、しかも普通はミーの方だろうと俺は思っていたので親のセンスを疑ってしまった。
とりあえず、俺の自己紹介はこのへんにして俺は今何しているかというと俺は机に突っ伏していた。
しかも、昼放課にだ。
なぜかって、それは眠いから?違う、弁当忘れて、お金も忘れたから?違う
それは凡人の考えることである。
つまり、俺は友達がいないので俺は現在、机に突っ伏しているというのが答えである。
俺はちなみに皆にバレないようにウォークマンを装着してアニソンを聴いている。
こう見えてもオタクなんだぜっていうほどアニメには詳しくないが好きになったアニソンは入れてこうして聴いている。
主に聴いているのバトル系のものが多いか、さらに詳しくいえば主人公最強系かな……。
理由、それは強くなった気分を味わえるから!
……
とりあえず、俺の脳内の中の奴は放っておいて今はそれを聴いて現状それで大丈夫な感じである
教室の中で俺とは逆に真面目に勉強してるガリ勉メガネ野郎もいるがあいつのようにこの地獄のような昼休みを送ることができるほど俺はサバイバル精神に長けてないのでパスだ。
とりあえず、もうすぐ昼休みも終わりに入りあと10分もすれば5時間目が始まる。
確か、古典だったか。
俺はむくりと誰にも気づかれないようにそーとステルスゲットアップを発動させて起きて鞄から国語の教科書を取り出す。
俺は一つのことにしか集中できないたちなのでイヤホンを取り外して準備している。つまり、この時間は俺にとって聴きたくもない雑音が広がっているのである。
「あのさぁーこの子がさぁー」
「えっ嘘ーそれマジィ?」
「放課後カラオケ行かね?」
「いいじゃんそれ!行こう行こう!」
「ちなみに割り勘でね」
「了解了解」
アハハハハハハハハハハハ
正直、俺はこの幸せそうな声に不満を感じる。
友と語る?
友と交流する?
そんなもの時間の無駄に感じる、まるで都市の騒音問題だ。
これは市町村でどうにかなるものじゃない、意志を持っているからうるさいと言っても
「何こいつとか?」
「おまえがなんとかすればいいだけじゃん」
とかで終わり一行に止む気配なんてなかったのだ。
これは俺が中学の頃にやってみたことだから明確なのだ。
だから、ウォークマンに頼ってこうしてる訳で無関心を貫いているのだが……
でも、こんな地獄の時間ももうすぐでおさらばできる。
だって、次の時間は古典なのだから
ちなみにこの高校はどういうわけか現代文と古典に分かれているそうで、国語教育に力を入れているそうだ。
特に古典の方は平安と名が付くだけに古典のレベルは全国の高校に比べてレベルが高いらしい。
だから、初日は当然苦労した。
何故なら、スパルタで鞭をもっていることで赤髪ロングのさながら鬼教官そのものであったからだ。
なので、初日からしばらくは何人もの生徒が主に男子生徒なのだが鞭で尻を叩かれる刑に処されたのだ。
あいにく、刑に処されるのはクラスで人気者の者たちすなはち俺とは正反対のRPGでいうところの聖属性キャラたちばかりだ。
そいつらはカリスマ性があって皆からしてみれば
「きゃーカッコいい素敵!」
「すごいな!お前!」
騒音問題を引き起こす原因として考えているのは俺だけなのだろうか?
だが、そんな時間ももうすぐ終わり、後半の授業時間に入る、そうなれば、多少は騒ぐ奴もいるがあくまで10分その程度の事はイヤホン無しで耐えられるように俺はなっている。
あとはこの時を待ちながら、俺は暇潰しのように古典単語帳を開いて待つのみだ。
言っておくが、10分とか5分ならばガリ勉のうちには入らないと俺の文法ではそうなっている。
というか、中々見つからない、机の中を探してもバックの中を探してもない!ない!
試しに鼻をかんだティッシュを捨てるついでにさりげなく探してみてもない!
どうやら、俺は人生初の忘れ物をしてしまったようだ。