truth
最終回
「あの黒フードの男は・・・・」
言い切る前に、メールが来た。
『残り二人です。最後の一人を決めてください。ちなみに、二人の場所が表示されます。』
表示された場所を、見て驚いた。
かなり近い所にいる。
振り向くと相手がいた。相手が、俺を見つけると
「食わせろぉ!!」と叫びながら襲ってきた。相手は口、手、服が血だらけになってる。
俺は、震える手で日本刀をふりあげ勢いよく振り下ろした。
切る、切る、切る、何度斬りつけても立ちあがる。そして、大きな血の着いた口で、噛みつかれ、人離れした力で、肉を引きちぎられた。そのまま、相手は倒れた。
「さっきのが最後の抵抗だったのか」
急に腹が減った。
死体が、妙にうまそうに見えた。
気づいたら、食べていた。自分の手を見ると指がつぶれて血がにじみ出てきた。
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(最後のメールが来る前にさかのぼります。)
「黒いフードの男は・・・・最後まで残った、参加者じゃないのか
鎌を持った参加者の、ものすごい殺戮本能。でもまだ確信はつかめない」
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そして、主催者らしき人物が現れ、俺に黒いフードを渡した。そして、連れて行かれ、薄暗い部屋の端にある牢屋に入れられた。
毎日の飯(餌)は、人間を牢屋に入れ、逃げる人間を容赦なく、俺たちが喰う。
そして、十年後選ばれた10人に、メールが送られた。それと同時に、俺は牢屋から出された。
そして、また悲劇が繰り返される。
「えさぁぁ」
最後まで見ていただきありがとうごさいます。おまけの豆知識 今回、武器としてでた《日本刀》武器として、人を殺すことができるのは三人までなんです。一人切ると血が付き切れなくたっちゃうんです。二人目は刺す。三人目は、撲殺。知ってました?