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【詩集】Shangri-La

空が呼びかけるのは

作者: 野鶴善明

 君と肩を並べて

 いっしょに歩く

 河原の土手の道

 夕暮れがそっと

 空の隅っこに沁みこんで

 夏みかん色の風が

 僕の心に沁みこんで


 繋いだ掌のぬくもりは

 ずっと忘れていたもの

 胸の隅っこに

 生きることの愛しさが

 あたたかく灯りはじめ

 そうして君の心にも

 なにかを灯してくれるのなら


 巡り合いはたぶん

 ほんの気まぐれな偶然

 風と風が交わるように

 出逢っただけ

 だけど僕には

 奇蹟としか思えなくて


 遠い夕陽が恋しくなる

 そんなふうに愛せたら

 空が呼びかけるのは

 ここへ帰っておいでと

 たったひとこと

 あの夕焼けへいつか君と

 羽ばたいてゆけるのなら


 一番星が輝いて

 いっしょに歩く

 河原の土手の道

 蛍の光が祝福のように

 飛び交っては消えて

 君の瞳が

 煌めいてはゆらいで



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