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淘汰結末論

ゆっくりと海に沈む 身体を眺めている



深海に意識が着くまでの間



辿り着いた自問自答の解は 『零』



可否を尋ねれば キミは首を振った





原則として



命が無ければ 生きられないのなら



上手く生きていけなかったボクは 命が曖昧だったのか



尋ねても 日々言いつけられたのは愛と未来ばかりで



蒙昧さに視界をぼやかすばかりだったけど……





省くのに無くならない



失くなるのに刻まれる



なんてとてつもない 無様



毒を吐き 泡に込めた言葉には凶器



いつかキミに 誤って刺さればいい



黒く染まった青を より紅く染め上げて



そんなお似合いの風景







泣きはらして 染めに染めた赤い目で



キミは空に浮かぶ



何が悲しかった?



上辺で沈んでいったのはキミの方だよ



そんなキミがボクは割と好きだったけど




底へ向かう身体に重なって ボクはキミに眠れる接吻をする



泡に紛れた言刃で傷つきながら



その痛みに可否を自問自答



"僕"は首を振る――

ふわふわり。

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