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8月10日
夏休みに入って、美咲さんと会えない日が続いている。でも医者からは「状態が悪化している」と告げられた。
秋まで持つかどうかわからないと言われた時、僕が最初に思ったのは美咲さんのことだった。彼女にちゃんとお別れを言えるだろうか。彼女を一人にして死んでいく自分を、許してもらえるだろうか。
母さんは僕の前で泣いていた。父さんは黙って僕の頭を撫でてくれた。でも僕の心は美咲さんのことでいっぱいだった。彼女のことが気掛かりだった。
夏休みに入って、美咲さんと会えない日が続いている。でも医者からは「状態が悪化している」と告げられた。
秋まで持つかどうかわからないと言われた時、僕が最初に思ったのは美咲さんのことだった。彼女にちゃんとお別れを言えるだろうか。彼女を一人にして死んでいく自分を、許してもらえるだろうか。
母さんは僕の前で泣いていた。父さんは黙って僕の頭を撫でてくれた。でも僕の心は美咲さんのことでいっぱいだった。彼女のことが気掛かりだった。
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