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最後の春に君と  作者: 美咲
後日談
10/30

文芸部の後輩


翌週、出版社での打ち合わせの帰り道、偶然文芸部の後輩と出会った。


「桜井先輩!」


振り返ると、当時一年生だった田村さんがいた。今では立派な国語教師になっている。


「田村さん、お疲れさま」


近くのカフェで話をした。彼女は結婚して二児の母になっていた。


「先輩の『君がくれた季節』、授業で使わせてもらってます。生徒たちも感動してくれて」


「ありがとう」


「あの、失礼かもしれませんが...先輩はずっと佐藤先輩のことを?」


私は微笑んだ。


「忘れられないのよ。きっと一生」


「でも、佐藤先輩はきっと先輩に幸せになってもらいたいと思ってますよ」


みんな同じことを言う。でも、私にはわからない。拓也が本当は何を望んでいるのか。


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