人生はクソゲーだ
安定の見切り発車
どこまで並行して作品を投稿するつもりなんだと。
人生とは。
いきなり哲学っぽい話をされたら君はなんと答えるだろうか。
俺は間違いなくクソゲーだと答える。
俺はゲームが好きだ。
ゲームだけじゃなく、マンガやラノベなんかのサブカルチャーは大概好きだ。
だから、異世界転生なんかが起きた時はそりゃ喜んださ。
これから俺TUEEEEが始まると思ってさ。
でもそんな事はなく。既に地球の技術はある程度異世界に広まっていて手出しの使用が無く、手出しをしようにも生まれが乏しくて大した事が出来ない。
挙句の果てに金の為に売られて奴隷商人には魔物への囮役として捨てられた。
...本当に人生ってのはクソゲーだ。
言うならばAボタン連打でBAD ENDまで直進するだけのゲーム。
選択肢なんて無かった。
それでも俺が生きてるのはたまたま通りかかった勇者とかいう人に助けられた訳で。
次の街まで送って貰ったが、行く宛なんかなかった。
勇者はそこまで考えてなかったらしく、さっさと魔王を倒す旅へと向かって行った。
そこで俺は何を思ったんだったか。
確か、どうせ死ぬ運命だったなら適当に旅でもしてみるか?だったか。
そんな感じで、たまに盗みをしたり、魔物を飼ったり、商売をしたりと、グダグダと2年くらい旅を続けた果てに俺は、魔族領にまで来ていた。
そういえば勇者はどうなったんだろうか。
魔王を倒したという話は聞いていない。まだ旅を続けているのだろうか?
そんな事を考えながら、今日も適当な場所にテントを立てて眠りについた。
そして、目が覚めるとそこには大きなクレーターが出来ており、勇者と魔王らしき人物が傷だらけで倒れていた。