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第6話「再生」

――――ピッピッピ


 ルミナスは試験で重症の怪我を負い病室にいた。


「痛みを感じるのはあの時以来か」


 過去、それはルミナスが眠りについたことを思い出していた。


「俺は縛られているのだな、これで死ぬことがなかったとは……」


「何をいっているんですか、奇跡的に頭と心臓が無事だっただけで、他の部分は重症でもう自力で歩けないんですよ」


「大丈夫だ、人体を再構築することができれば……」


「そんな強がりは止めなさいっ、マナ先生、現代医学をもってしても炭化した足を戻すことは出来ないんだよ!」


 ロゼは悲しそうに叫ぶ。

 だが、ルミナスは無くなった足の付け根を擦りながら、ロゼには理解出来ない嬉しそうな笑みを浮かべている。


「弱体化していたとは言え、俺の足を炭化させるほどの魔術を実行出来た生徒がいた事に俺は驚いたんだ。後、この首輪を外してくれ、外すことがで得きれば治せる」


 ロゼは一瞬驚いたが、この常軌を逸している男の発言だ、現実になるだろうと思った。


「私は、その装置に鍵を掛けたんだ。でもその鍵が結構恥ずかしいんですよ。私はやりたくないので適任者を呼びますね」


 呼ばれたのはゼッケンだ、しばらくルミナスに理解出来ない内容が飛び交った後、ゼッケンはニヤニヤと笑みを浮かべている。


「マナ先生、俺の言う事を一切間違えること無く実行して下さい」


「分かった」


「萌え萌え、キュンっ」


 振り付けまでもがルミナスの心を羞恥させた。


「も、もえもえ、きゅん」


 ぎこちないながらも実行したが首輪は外れない。


「外れない?」


「マナ先生、鍵は正確に波長として読み取るので、的確なポーズをちゃんと認識させる必要があるんです、しっかりやって下さい」


 ロゼの発言にルミナスは少し殺意を覚えたが、数時間行い外すことが出来た。


「萌え萌え、キュンっ覚えてよかったですね?」


「二度と使うことは無いだろう」


「まぁまぁ、それはさておき、どうやって治すか見せてくれない?」


「再構築」


 ルミナスはまず足の形を魔力で作り、そこに自分の人体構成原理を構築した。

 黒い魔力の足が出来上がったが、その後、骨が生え血管がつき、肉が張り巡らされ、皮膚が再生されたのをロゼとゼッケンは目撃することとなった。


「これで問題ない」


「ははは、なんか出来ないことは何も無いって思えてくるよ」


「先生はやっぱり凄いや」


「さて、これで教師としてまた復帰できるな」


ルミナスは休職していた1ヶ月間を取り戻す為に気合を入れるのだった。

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