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0 序

主な登場人物

小鳥遊隼介タカナシ シュンスケ14歳

 幼い頃、川の辺りに倒れていたのを通り掛かった小鳥遊三郎助の妻、“かつ”に発見された。その子は過去の記憶を持たなかったがシュンスケという名前だけを覚えていた。おそらく7~8歳と思われた。子供のいない三郎助夫婦の子として育てられた。

 シュンスケは話し言葉さえ覚束ない、時折意味のわからないことを言う大人しい子だった。

 北条に仕えながら半分農民の顔を持つ三郎助に武士の子として育てられるが、戦いより書物や農耕に興味を示す子だった。


◯北条西堂丸 15歳

 北条氏康の7男として生まれる。

 幼い頃から悪童との評判で、心配した氏康により一族の長老である幻庵宗哲のもとに送られ僧として育てられる。

 西堂丸は僧として関東各地を周るうち、小氷期による冷害、戦乱による不作や敵による青田刈りなどで飢餓に苦しむ農民を数しれず見てきた。どうすれば領民を救えるのか、考えるうちに自分が天下を取ることが最も早い道だと思うようになる。


時代背景

◯時代は永禄11年(1568)

 武田信玄は甲相駿三国同盟を一方的に破棄し、遠江進出を目指す徳川家康と示し合わせ駿河に侵攻、駿府を焼き払い今川氏真を掛川城に追い払った。

 北条は今川支援に駿東に進出し信玄を牽制、撤退させた。

 翌永禄12年、北条は、武田を牽制するため越後の上杉謙信と同盟(越相同盟)を結ぶ。一方、武田信玄は小田原に侵攻し北条軍に大きな損害を与え、引き続いて再び駿東に侵攻した。

 北条は軍の立て直しのため、大軍を動員できなかった。

 北条西堂丸(後の上杉景虎)は幻庵宗哲とともに蒲原城救援に向かうが、その途中で小鳥遊隼介と出会う。

 北条西堂丸と小鳥遊隼介の戦国無双の旅が始まろうとしていた。

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