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 もうどうにでもなーれってな感じで、


 一番馴染みのあるスキルを答えにしたら、


 当たっちゃいました。



 正解は、『創造』



 ちょっと、何これ。


 ご都合主義もいいとこでしょ、こんなの。



 このシナリオを考えたヤツは、


 土下座反省しながら小説サイト全話マラソンの刑。



 そもそもなんすか、このダンジョン。


 責任者出てこい!



 いや、絶対に話しが通じないから、出てこなくて良いです……




「あのう……」


 なんです、魔王さん。


 すみませんね、一発で当てちゃって。


 ショックで変身も解けちゃったみたいですし。



「最終試練クリアの特典……」


 おっと、そうでした。



 えーと、確か……


"魔王さんが何でも願いを叶えてくれる"、でしたっけ。




「……優しくしてね」


 しませんってば。


 いえ、優しくしないんじゃなくて、


 変なコトしたりしませんから。



「変じゃないコト……」

「じゃあ、正式なお付き合い?」


 しませんってば。


 いえ、お付き合いうんぬんが嫌ってわけじゃなくて、


 シジマ家的には新キャラ追加はナシの方向かと。



「放置プレイ……」



 ダメだ、この魔王……


 みんなは、何か叶えたい願い事とかあります?



「一姫二太郎……」


 えーと、ツェリアさんには申し訳ないですけど、


 そういうのは天からの授かりものだと思いますので、


 出来れば自然に……



「……ごめんなさい」


 いえいえ、ご要望にお応え出来るよう、


 これからも毎晩チカラの限り頑張っちゃいますから。


 まずは、マイホームの寝室をムードたっぷりに改装……




『私の願いは……』


 はい、チミコさん、どうぞ。



『……やっぱり言わない』

『叶えたい願いは実力で何とかしちゃうのが、妖精乙女の心意気!』


 うほっ、チミコさんがようやく覚醒してくれましたよ。


 それじゃこれからはシジマ家ご息女に相応しい可憐な乙女妖精を目指す方向で。



『その幻想をブチ壊すのが私の矜持!』


 ……カッコイイですよ、チミコさん。


 今の、ツェリアさんのお胸への突入っぷりも、


 まさに妖精乙女の心意気の体現者そのものでしたよ。




「……素敵なご家族ですね」


 ムリアーノさんも、願い事があるようでしたら、遠慮せずに是非。



「そういえば、叶えられる願いって、パーティーでひとつなのでしょうか」



 ……おっと。




 ---




 どうやら、上司な友達さんが用意していたダンジョン仕様書には、


 クリア特典の詳細が記載されていなかったようです。


 つまり、願いを叶えられる人数は、現時点では不明。


 魔王さん、マジでヘコんでますね。




「……保留でも可?」


 はい、それでOKですよ。


 詳細が判明次第、ご連絡ください。


 遠方への個人的連絡手段、ありますよね?



「はい……本当にいろいろとごめんなさい」


 いえいえ、お気になさらず。



 それでは、出口までの転移、お願いします。



「遠距離恋愛……」



 帰り際に、さらっと問題発言するの、やめて。



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