表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/20

10


 無事に2階への転移ゲートに到着。



 正確には、一度行ったことのある階層なら自在に転移出来るゲートなのですが、


 パーティーリーダーが潜ったことのある階層まで、という制限があるので、


 下層入り口まで一気に行けるムリアーノさんに甘えることも出来ず。




「スタンプラリー、どうします?」


 何ですと?



 このダンジョンを管理しているオリベラ冒険者ギルドが、


 頑張っている冒険者たちに用意してくれたモチベーションアゲアゲ企画。


 それが"ダンジョンスタンプラリー"



 階層ごとにふたつある転移ゲートのうち、


 入り口側、つまりその階層に降りてきた方のゲートでは無く、


 到達したパーティーが初見でひとつ下の階層へと向かうことの出来る出口側。


 通称、"第2ゲート"



 各階層の第2ゲートの門柱に刻まれている魔導紋章に、


 ギルドが配布しているスタンプカードを押し付けると、


 その回数や深度に応じてポイントが貯まり、


 ギルド特選の豪華景品と交換出来るイベント、だそうです。



 ……そんなのもアリなのですか、オリベラ冒険者ギルド。


 何となく、召喚者発案の企画のような気がしますな。




「スタンプカードは、あちらですよ」



 第2ゲートの側にある小さなブースは、オリベラ冒険者ギルドの出張窓口。


 受け付けのお若いお嬢さんが、こちらを見ながらニコニコ微笑んでおりますが、


 俺にも分かりますよ、その抑えきれない気配。



 マジ尋常じゃないですよ、あのお嬢さん……




「ペネトレーアさんは、ああ見えてギルマス直属のベテラン職員さんです」

「ダンジョン探索者として相応しくない冒険者たちが、ちょっかいを出して返り討ちに遭うのがお約束」

「冒険者として守るべき矜持を持ち合わせていない人たちがこの先に進んで無駄に命を散らさないようふるいに掛けるという、ペネトレーアさんらしい優しさ溢れる洗礼儀式ですね」



 ……スタンプカード、いただいてきます。



「握手やハグをすれば、ペネトレーアさんのより詳しい実力が分かりますよ」



 絶対に嫌です……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ