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数字

作者: ヌゲルチョフ

3作目の作品です。

是非ご覧ください!

僕の友達は少し不思議だ。

何故かは分からないが、知らない人に向かってよく数字を言うのだ。

この前もすれ違ったサラリーマンの男性に向かって「84!」と言っていた。

なんの数字なのか聞いても「別になんでもないよ」としか言ってくれない。


初めて僕の家に来た時もそうだ。

お母さんが友達に「いらっしゃい!」と声をかけると。

「90」と言った後に「お邪魔します。」と言ったんだ。

僕も母もなんの数字か分からないので、不思議に思っていた。

思い切って友達に僕の数字は何か聞いてみた。

すると「16」と言われた。

今までの数字に比べて小さい数字を言われたので、特別な感じがしてちょっと嬉しかったんだけど、友達はすごく悲しそうな顔をしていた。


それから僕達は高校受験で忙しくなり遊ぶ時間が無くなっていった。

同じ高校を受けることにしたので、受かったらまた遊べると思い受験勉強を頑張った。

結果は2人とも合格。

僕はその友達ととても喜んだ。

一緒に学校に行くのが楽しみだったんだ。


春休みの最終日、僕は16歳の誕生日だ。

友達が誕生日プレゼントを持ってきてくれた。

「誕生日おめでとう!明日から学校頑張ろうな!」と言ってくれた。


そして翌日、僕はお母さんに「行ってきます!」と言い急いで友達の家に向かった。

友達と合流し駅に行った。

駅に着くと駅員さんに「今日、入学式かい?」と言われたので「はい!」と返事をすると、駅員さんは微笑んで「おめでとう。頑張ってね。」と言ってくれた。

僕達は笑顔で電車に乗り込んだ。


電車に乗って少し時間が経った頃、友達の様子がおかしい事に気がついた。

僕は「どうしたんだ?酔ったのか?」と聞くと、友達は「違う...」と言ったんだ。

「じゃあ...」と僕がいった時、友達がいきなり近くにいた若い男性に「あなたは23歳ですか?」という質問をした。

するとその男性は驚きながらだけど、そうだと答えた。

すると友達は急いで他の人の年齢も聞いて言った。

それも全部年齢が当たっていた。

しかも最後に年齢を聞いた女性なんて、今日が誕生日で、あと1分で27歳になるらしい。

僕もみんなも驚いたが、その凄い能力に拍手が起こった。

「お前、人の年齢を当てれる能力があったんだな!」と僕が言うと。

友達は、「いや...俺は年齢を当てられるんじゃなくてその人が亡くなる年齢を当てられるんだ。」と言った。

読んでくださった方ありがとうございます!

この作品がちょっとでもいいなって思ってくれた方は、是非他の作品も読んでいってください!

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