第8回 ハニーバジャー 世界1位の勇敢なry
銃火器関係はやっぱり勉強しながらになってます。
知識が薄い所はカンベンしてやって下さい。
ハニーバジャー
Honey Badger
ライフルとされていることもある短機関銃です。
最近ではネットゲームでもサバゲ―でも有名になってきている銃です。
名前に蜂蜜と入っているので可愛らしい名称ですが「.300BLK弾」というアーマーごと貫くような高い威力の弾丸をぶっ放せる、まったく可愛くない銃がハニーバジャーです。
名前の由来は世界で1番勇敢な動物とされている「ラーテル」から。
ラーテルの日本語名はミツアナグマと言います、「蜜穴熊」ということです。ラーテルは蜂の巣も好んで食べるところからこの名前がついていまして、これを英語にすると「Honey Badger」となる訳です。
またお前かとか言いたくなりますが、伊達に世界1位の肩書は持っていないということですね。
強力な弾丸を使用できるというパワフルさを持ちながら、そのサイズはかなり小型に抑えられています。
サプレッサーがオプションではなく、標準装備となっている上に弾丸その物の初速を低くすることで、発射時の音をかなり小さくすることができるという特徴を持っています。
さらに、薬莢の形状が同じ5.56mm弾などもそのまま使う事が出来るばかりか、マガジンも共通で使うようにすることも可能です。
ネットで動画を見つけたので、実銃の試射を見たのですが、高威力の弾丸を連発しているにも関わらず普通のハンドガンよりもちょっと音が大きい程度になっています。
サイズも全長でアメリカ人の腕の長さ位で半分ほどがサプレッサーに覆われています。
鉄板貫通する威力の割りに、コンパクトになっていることがよくわかります。
2011年にこの銃が発表されたところ大きな注目を集めましたが、開発者が所属していた企業がライフル銃関係の事業から手を引こうとしていた経営方針であったこともあり、開発者が会社を去ってしまいプロジェクトが保留。
別会社に移った開発者が、近いコンセプトでありながらより高性能で、他の弾丸やパーツとも互換性をもった別の銃の開発と発表を行った事などでハニーバジャーは性能面などで追い越されてしまった形となりました。
2015年には何とかハニーバジャーのプロジェクトが形にはなったのですが、こうした経過から大きな機関や組織からの発注は無く、下火な銃となってしまいました。
2016年には開発者であったブリティンガムが新会社「Q」を立ち上げて、新型のハニーバジャーの開発を進めて、新型モデルの発表を行うまでになっているそうです。
こうした、開発者の情熱によって開発が進んでいるハニーバジャーですが、そのサイズと運動性能の高さで注目を集めています。
動き回る際にコンパクトなので、片手で持ったり、出し入れが容易という取り回しの良さは大きな魅力です。また強力な銃弾をばら撒くように撃つ事で、相手の一団の動きを鈍くさせたりするストップ力も高いです。
サバゲ―の世界でも、電動ガンという形でハニーバジャーが登場した時には話題に上がって盛り上がりを見せたほどの人気ぶりです。
さすがは世界1位の動物の名前を持ってきた銃、名前負けするような結果にはなっていません、その存在は実銃としても、電動ガンとしても知れ渡っているようです。
また君か!
弾丸の初速を押さえるって考えがある事を初めて知りました。
早ければ早いほど良いと思ってた自分が恥ずかしい。




