はじめに
よろしくお願いします!
はじめましての方、足を運んで頂きありがとうございます。
おひさしぶりの方、また来てもらいありがとうございます。
ピーターと申します。
剣や槍などの武器を紹介する連載をしておりますが、時々頂きますリクエストで拳銃などの「火器」を書いてほしいと届く事があります。
正直、ピーターは火器や兵器といった武器は怖いです。
ボタン1つで人が死ぬ
引き金1つで人が死ぬ
死ななくても、2度と動かぬ腕になる
死ななくても、2度と動かぬ足になる
父が死ぬ、母が死ぬ
息子が死ぬ、娘が死ぬ
肉体的な面ばかりか、人を殺した実感は精神を病ませます。
人に殺されそうになる実感も精神を殺します。
客観していたいと願っていても、自分の家族・恋人・親友が傷つくくらいなら、守るためにと争いに足を踏み入れて行く人も出てくることでしょう。自分の心に鞭打って、行きたくもない争い事へと足を向けるのでしょう。
こうした現象を強く後押しするのは火器・兵器です。
思想や文化、価値観の相違から、引き金を引いてしまうのです。
ああ、また人が傷つく、人が死ぬ。とても悲しく恐ろしい事です。
それでも、こうしたことが出来る危険な火器・兵器の存在そのものは否定しないと作者ピーターは考えます。
完全に武装解除していれば、武力行使で簡単に食い物にされてしまいますからね。
日本も専守防衛という名前で火器・兵器の保有と扱うための訓練を行っています。これがあるからこそ、食い物にされずに済んでいます。火器・兵器が我々の平和を守ってくれているという側面は間違いなくあります。
ですが、火器・兵器をためらいなく人に向けられるような文化は否定します。それは悲しみ・苦しみ・憎しみを産み、争いが連鎖します。
家族を殺した犯人を目の前にしていれば、犯人に向かって拳銃を構えたくなるのは人情でしょう。
引き金を引きたくなるのも人情でしょう。
犯人も戦争で殺さなければ自分が死んでいた可能性もあったとしても、家族を殺した極悪人です。
殺さなければ、殺されていた。殺されるくらいなら、引き金を引くでしょう。
自分の身と自分の家族を守るため、引き金を引くでしょう。
極悪人ではなかったかもしれません。
こうして、表面的な文面で具体的な事を省略した話でも、恐ろしく背筋も凍るような状況は容易に想像できます。
これを引き起こすのは戦争であり、戦争でも使われる火器・銃器です。
武器という存在は今は色々なゲームやアニメ、映画などでも登場してきています。
エンターテイメントとして楽しむという文化もあります。
これはピーターは良い事とも考えています。
人を殺すのは想像の中だけにしましょう。
笑いながら人を傷つけるのは想像の中だけにしましょう。
争いの連鎖の一番最初、先に手を出してしまうのも想像の中だけなら、争いは連鎖しません。
この連載では火器・兵器を中心にとりあげていきます。
エンターテイメントとして「楽しんで」頂ければ幸いですが、それと同時にどれだけ「危ない」のかも一緒に感じて頂きたいと思います。
火器・兵器は非常に簡単に人を殺します。非常に広い範囲で人を殺します。
コンビニに行って買い物するくらいの手軽さで、何人もの人生を無理やり終わらせ、何十人も悲しみ・憎しみの感情に包み込み、何百人・何千人に恐怖を与えます。
想像の一環として楽しみながら、想像から現実に持ってきた時の恐ろしさも想像して頂きたいと思います。
ラブ&ピースを大切に!
私自身も火器・兵器の知識は薄い所がありますから、勉強しながら書いていきます。火器・兵器のかっこよさ、強さを楽しみながら、同時に争いに使われた時の恐ろしさも考えてもらえると特に嬉しく感じます。
他の連載よりもゆっくり進行です。
今後ともよろしくお願いします。