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コンちゃんの旅情伝奇  作者: 四面楚歌
序章
2/52

第2話 とある誰かのとある最後

2話連続投稿です。ご注意下さい。

ある時のどこかの場所にて



ああ・・・終わったのか・・・・・

短くも波乱に満ちた生が・・・

多くの者たちを

苦しませて

悲しませて

最後には涙させてしまった。

だが不思議と後悔は一切無い。

成すべき事を

やれる事を

限界を越え

全てを懸けて

命と魂を燃やし尽くし

ワタシの出来ることを出し尽くした結果なのだから・・・

多くの者を見捨て

多くの者に見捨られ

あらゆる者を裏切り

あらゆる者に裏切られ

多くの仲間達を喪い

途方も無い犠牲の果てに得られた結果なのだから・・・・

例えワタシが殺した全能の神だろうとこの結果を変えることはできはしない。

だからこそ後に残った者達の心配はしないし、する気も無い。

託せる事は、全て託して来たのだから・・・

それに・・・

あれほどの苦難が何度も続く筈がないと断言できるからだ。

ならば後は幸福のみしか起こり得ない、

私が出来ることはかの者たちが悲しみを乗り越えて幸せになることを祈るのみ。

きっと大丈夫だから。

あんなにも強く優しい者たちならばきっと・・・



・・・ああ本当に消えかけていくのが分かる。

・・・いいのだろうか?

こんなにも苦しみの無い終わり方で

こんなにも安らぎに満ちた終わり方で

許されたなど毛ほどにも思え無いのに

まだ何も償いが出来ていないのに・・・

喪った仲間達には会えずに謝罪すら言えずに消滅するワタシを・・・

・・ジブンを



・・・・・・

・・・・ス・テ・・・た・け・

ん?なんだ?

それはか細く声とも言えぬ者たちの訴え、

誰かのちょっとした反応。

それを機に変化する。

何かが爆発したような。

何かが輝いたような。

そして誰かをどんどん引き寄せてゆく、

「タスケテ」まるで渦のように・・・

「たすけて」まるで運命のように・・・



ここから始まる。

とてもバカバカしい物語が。

みんなが苦笑させてしまうような物語が。



だが誰かは思う。

「ああまたか」

と微かに微笑みながら。

タイトルは主人公の名前が決まるまで◯◯◯◯になります。

これからよろしくお願いいたします。

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