第1話 プロローグ
初投稿、初作品です。温かい目で御覧ください。
それは、どこかの世界のどこかの星。
そこは、何故か神々・精霊・幻獣・悪魔・天使が当たり前の様に存在し、当たり前の様に争う場所。
そこで暮らす生き物も当たり前の様に高位存在に支配される場所だった・・・
今までは!
そこに住む生き物たちは人類種を中心に高位存在に与えられた力・職業を超えた別の「何か」を得て最強の時代を築き上げた。
まるで遊び半分で争う「神々」に叛旗を翻すように。
勝手な理屈で世界を滅亡させようとする、「魔族」に抵抗するように。
それとも弱き存在と弄ばれている星の慟哭のように・・・
だがそれを高位存在たちは許さなかった。
あろうことか神々と魔族が結託し、ある神獣の聖域を使い、愚かな王たちを利用して争いを誘発し膨大な死者を出させた。
神々は口減らしの為に。
魔族は自分たちの都合のよい「魔王」を生み出す為に。
ただその為だけに罪無き者たちを殺戮し、聖域を地獄に変えたのである・・・
しかしそれは失敗した。
その浅はかな企みは神々が決して存在させてはならなかった「神殺し」を誕生させる。
魔族は「魔王」どころか自分たちの天敵以上の存在を生み出す土壌作りに手を貸してしまう羽目になるとは夢にも思っていなかった。
これはそんな全てが終わった場所からはじまる物語。
続けてもう一話投稿します。