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「水中避難訓練」

作者: 小鳥遊凛音

二人「どうも、タダノコンビです。よろしくお願いします。」


ボケ「但野と今尾の二人でお届けしますけども・・・」


ツッコミ「違うやろ!どんな名字しとんねん。但野は分かるけどコンビって名字はおかしいやろ!」


ボケ「さて、今年も残す所後数か月になりましたが、月日の経つのは本当に早い・・・」


ツッコミ「いや、待てや?そこはお前が謝る所とちゃうんか?俺がアホみたいやないか?」


ボケ「と言う事で全く本名は違う二人でやって行く訳ですが!」


ツッコミ「あっさり素通りするな?まぁええか・・・それで今日は何の話やねん?」


ボケ「こう、一年も短くなって来ると色々と焦るわな?人間焦ると上手く行かへんから自分たちもいざと言う時に慌てない様にする訓練をしようかと思うんやけど・・・」


ツッコミ「お前、たまには良い事言うな!それでどう言うシチュエーションにするんや?」


ボケ「そうやな・・・車が崖の上から海に落ちて水中から逃げ出す時に慌てずに脱出する方法をやってみようと思う!」


ツッコミ「そんなシチュエーションに実際なるか?・・・まぁ、最近車の事故が多いからそう言う事を想定したイメージトレーニングは大事かもしれへんな!」


ボケ「じゃぁ、お前が運転している車に俺が後部座席に乗っていると言うシチュエーションでやってみよう!」


ツッコミ「俺が運転している車で事故が起きるんか?・・・ちょっと腹立つけどまぁええわ!じゃあ運転してます・・・」


ボケ「危ない!前前!!?海やぞ!?落ちてまう・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!って思ってよく見たら青色の養生シートやったわ!」


ツッコミ「待て待て待て・・・何でそこで無意味なボケかますねんっ!そこは海でええやろ?話進まんねんっ!」


ボケ「あぁぁぁぁぁぁぁぁ海や前見ろ!?」


ツッコミ「やりにくいわ・・・ほんまに・・・うわぁぁぁ!!どうしよう・・・このままやと海に落ちてまうぅ・・・!!!」


ボケ「♪たららたったら~ん♪(ドラえもん風に)車用タケコプター」


ツッコミ「待て待て待て・・・おかしいから!訓練って言ってたよな?何でそんな所でドラえもんが出て来て、あぁ~ありがとうドラえもん~!これで助かったよ~じゃあね~♪・・・・・・主旨から反れとるやろうがぁぁぁぁぁ!!!!!!」


ボケ「タケコプターを俺が窓から車の上に這い上がり、見事に取り付ければ今回のミッションは成功だ!」


ツッコミ「いやいやいや・・・思い出せ?・・・最初何て言ってた?確か年末になるに連れて焦り出すから人間焦るとろくな事が無い・・・だからいざと言う時に焦らない為にここで訓練しよう・・・そう言う話やったな?それがどうしてそんな架空の話にすり替えとんねん!?」


ボケ「いや・・・脚色した方がお客さん面白いかなと思って・・・」


ツッコミ「いや、それは大事・・・本当に大切な事や!でもな?主旨に反してるよな?それはあかん!ちゃんと海に沈んでそこから冷静に脱出する手段を考えるんや!行くぞ?・・・おっ!?・・・海や・・・あかん、ブレーキが間に合わへんっ!落ちてまう、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


ボケ「バッシャーン・・・・・・相方は、本当に良い奴でした・・・本当に・・・今でもまだ生きているんだと信じています・・・早く俺の所へ戻って来ておくれ?俺一人じゃもたへんねん・・・だから・・・頼む・・・」


ツッコミ「おいおいおいおいおい・・・・・何で俺死んでる事になっとるねん!?それにお前は後部座席におったやろ?何で記者会見であたかも関係無い人物みたいにコメントしとんねん!?いい加減にせぇよ!」


ボケ「分かった・・・じゃぁ最後にちゃんとやろう!・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!お前落ちるぞ!?海やぞ!?俺ら死ぬぞ!?」




バッシャーーーーーーーーーーン!!!!!




ツッコミ「あかん!海の中に入ってもうたわ!これガラス破らな俺ら死ぬぞ!?何か割る物無いか!?・・・おい、お前何しとんねん!?早く割る物・・・」


ボケ「はい、どこかの海に落ちて今ピンチなんです!直ぐに・・・はい!お願いします!山奥に向かっていまして・・・」


ツッコミ「何処に掛けとんねん!?」


ボケ「いざと言う時に備えて救急車を!」


ツッコミ「やる気あらへんやろ!?もうええわ!」


二人「ありがとう御座いました。」

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