主人公たちは頂点を目指す
異能力と言うのを皆さんはご存知だろうか?
これは、特殊な能力を持って殺し合いのデスゲームに参加させられた青年とその仲間たちの物語………
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2032年 日本
刹羅「ふぁ〜ぁ〜寝み〜」
梓「刹羅ってさっきからそればっかだね」
刹羅「授業なんて面倒くせぇ事やってたら眠たくもなるっての」
蓮「そんな事言って、授業中寝てだろうが」
焔「けど、すごいよな〜それでも刹羅って学年主席だろ?」
蓮「そんな事言ったら、次席の鈴音もこんなんだろ?」
梓「確かにそうだね〜すずちゃんも授業中本ばっか読んでるよね〜」
鈴音「そうかしら?私は、一応授業中でも先生の話に耳を傾けているけど?」
焔「一応って………」
焔「うちの学校のテストって結構難しいと思うんだけどな〜」
そうなのだ、刹羅たちが通っている学校は国内でも有数の超難関エリート高校なのだ。
梓「刹羅とすずちゃんってなんか特別な勉強方法でもあるの?」
刹羅 鈴音「「ないなって言うか勉強なんてしてない」」
焔 梓 蓮「「「え〜〜〜〜〜〜‼︎‼︎‼︎‼︎」」」
刹羅「んだよ、うっさいな別に驚く事でもねぇだろだよな鈴音」
鈴音「ええ、そうなね」
鈴音「あの程度、ある程度解けて当然だわ」
蓮「俺、勉強してんのに順位が………」
梓「順位がどうしたの?てゆうか何位だったの?」
蓮「………8位」
梓「え〜〜〜〜〜‼︎‼︎高っ‼︎私30位だったよ⁉︎」
刹羅 焔「「低いな」」
梓「ひどい!うわ〜ん!すずちゃ〜〜〜んみんながいじめる〜‼︎」
鈴音「ええ、あいつらひどいわね、けれど梓の順位も低いわよ」
梓「え〜そうかな?」
鈴音「ええ、だって焔は5位だもの」
梓「えっ!そうなの?」
焔「まぁな」
梓「へ〜すごいねってどうしたの蓮⁉︎」
そこには、真っ白になったように座り込んでいる蓮の姿があった。
さて、ここでちょっと彼らが通っている高校について話そう。
まず高校の名前は『私立天城学園高等学校』
国内でも有数の超難関エリート高校だ。
教員 生徒合わせて総員 約350人一年生が
200人 二年生が100人 三年生が50人と言うように進級試験で約半数の生徒が落ちる。
だが、卒業したら人生エスカレーターコースが決まっているそんな学校だ。だから、この中で30位に入る事自体凄いのだ。
蓮「いやなに? 梓より上だって知ってもな〜?」
梓「蓮⁉︎ひどいよ〜‼︎」
だいだいいつも、こんな感じで1日が過ぎて行くが、今日は違った……
prrr prrr
刹羅「何だ?」
鈴音「メールじゃないかしら?」
焔「みんなの携帯からメール?すごく嫌な予感がする」
蓮「同意見だ」
梓「まーまーとりあえず見てみようよ」
刹羅「そうだな」
メールにはこう書かれていた。
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異能の力を駆使して殺し合う新感覚ゲーム
その名も…………アビリティ・ゲーム!!
このメールが届くのは異能の力を持っている人だけです。また、このメールが届いた人はゲームに強制的に参加していただきます。
それでは、第12回 アビリティ・ゲーム参加メール終了します。なお開催は明日の午後6時とします。ルール等の閲覧は下に掲載しました。確認を、宜しくお願いします。
ルール説明
まず初めての参加者は持ちポイントが100p
です。(1p=10000円となります)
戦闘の際は相手を目視する必要がありますそして、目視するとお使いのケータイの画面に相手のプレイヤーネームが表示されます、そしてそれをタップすると戦闘開始コールが鳴ります。
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勝利条件
相手を殺した場合
相手を降伏させた場合
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勝利の報酬
相手を殺した場合は相手のポイントを全て奪う事が出来る。
相手が降伏した場合は相手のポイントの3分の2を奪う事が出来る
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ポイントのやり取り
基本的にポイントのやり取りは自由だがポイントが0になったらその瞬間に死んだとみなされて、消滅してしまう。
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クランについて
クランはプレイヤーが4人以上いれば創る事ができる。
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刹羅「何だこれ?」
刹羅「これが本当なら梓と鈴音も能力者なんだな?」
鈴音「ええそうよでも、『も』って事は貴方達も能力者って事でいいのよね?」
刹羅「ああそうだ、そこで何だが俺たちも能力を教えるから鈴音達の能力を教えてもらいたい」
鈴音「梓、どうする?」
梓「私は………信じてもいいと思ってる」
鈴音「そう、私も同意見よ」
刹羅 焔 蓮「ありがとう!」
焔「じゃあ、まず俺の能力を教えるよ。俺の能力は名前と同じで炎を無から生み出す事も出来るし元からある炎も操る事ができる」
梓「すごい能力だね!」
焔「ありがとう」
鈴音「次は私ね、私の能力は予知よ、自分の少し先の未来が分かる」
焔「すご!」
鈴音「ありがとう」
梓「次、私行きま〜す! 私の能力は治癒だよ〜傷を瞬間的に治す事ができるよ〜ただし欠損部分は時間がかかるんだ〜」
蓮「やっぱり失った部分はそう簡単に直せないって事かでも、なかなか使えるな」
梓「ふっふっふ〜ありがとう!みんなの役に立てるように頑張るよ!」
蓮「次俺な、俺の能力は重力操る事ができる。こんな風にな!」
蓮がそう言った瞬間に蓮以外の人の重力が重くなった。
鈴音「重いわ、早くどけてくれないかしら?」
蓮「おっとすまん」
蓮「見た通り周囲の重力も操れるし俺から約20m〜30mくらいなら操る事が出来る
ただな自分自身の重力を操る事は出来ない
だから自分の重力を操って飛ぶなんて事は出来ないんだよ。それに俺の重力操作だと
大抵操る対象のプラスマイナス約10倍の操作しかできなかったんだが今ならもっといけそうだ」
鈴音「それについては私も同感だわ。私も何だか能力が強化された気がするもの」
刹羅「最後は俺だな、俺の能力は雷を無から生み出す事も出来るし元からある電気なども操る事ができる」
梓「すごいね!」
刹羅「と」
梓 鈴音「「と?」」
刹羅「相手の異能の力を反射つまり跳ね返す事が出来る。ただし跳ね返せるのは異能力だけで物理攻撃は跳ね返せない」
梓「それ本当⁉︎すごいね!物理攻撃を跳ね返せなくてもすごいよね!」
鈴音「そうねもはや、反則技ね」
蓮「俺もそう思うわ〜」
焔「同じく」
刹羅「まぁな、でも反則技でも何でもあって使えるものはとことん使ってやるぜ」
すると焔が………
焔「ケータイに変なアプリが勝手にインストールされてる!」
焔以外「「は〜‼︎‼︎‼︎‼︎」」
アプリを起動させると
そこにはこう書かれていた
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神代 刹羅
アビリタ
雷王
全反射
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如月 焔
アビリタ
炎王
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神無月 蓮
アビリタ
重力範囲
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橘 鈴音
アビリタ
未来予知
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城ヶ崎 梓
アビリタ
瞬間治癒
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蓮「何これ」
鈴音「おそらく、私達の能力とその名称のようなものだと思うわ」