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時と間の異世界軸物語り。  作者: 冷凍いちご。
〔 第一章 〕多忙な幕開け
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1-9 【町人は命の恩人。】

第9話です! 連続投稿〜〜

おい……おい……!

大丈夫か!生きてるか!?


おーい!リーナ!起きたぞ!



目を覚ました俺がまず見たのは見知らぬ天井、どうやら木でできてるみたいだ

てか、俺目覚めて…る?

んん…ん?生きて…る??



おっかしいな俺はあの時確かに全身に…

俺は身体中が激しい痛みに襲われない事が不思議に思い

体を起こした。


「んん!?あれ!?ここどこ!?って俺全身包帯でぐるぐる巻き!?

えぇ!?とうとう俺は包帯男デビューか!?って痛って!」


「よかったー!ってまだ傷は残ってるので横になっててください。」


そう言って俺を横たわらせたのはさっきでっかい声のおばちゃんが呼んできた

少女だ。 んー小学生中学年くらいか?サラサラセミロングの茶色がかった髪

に丸い目、ふっくらした頬、そして何よりこっちを満面の笑みで見ている

あぁ…ずっと見ていられる…これなら俺ならあっという間にロリコンデビューできそうだ。


「 なっなんですか?//あんまりこっちをジロジロ見ないでください…//」


うわっなにこの可愛い生き物は、天使か!エンジェルか!っていかんいかん

彼女が困ってる。


「あの、俺はどうしてここに?これは誰がやってくれたの?」


「はい!、実はあなたが道で倒れてるのを私が見つけて急いでロザリオおばちゃんを

呼んだの! 処置をしたのはロザリオおばちゃんだけど、冷たいタオル交換したり

包帯巻いたのは私だよ!」


いや、タオルって、、俺風邪ではないんだが? まぁいいとしよう、全然いい。


「そっか…なんだかありがとな! おっとそーいや名前を名乗ってなかったなー」


ゴホンと咳払いした後、大きく胸を張りアリトは自分の名前を言った。


「俺は、榊原有斗!いや、アリトだ!アリト!なんだか世話になったみたいで」


「いいよ!全然!私はリーナ!そしてアリトを治してくれたのが

ロザリオおばちゃん!とっても優しいんだ!」


「そうか!ロザリオおばちゃんにもお礼が言いたいんだけど

今どこにいるかわかる?」


「多分したの厨房にいると思うよ!」


「おう!せんきゅーな!」


階段を降りながら考え事をしていた、何故俺は生きているのか。

あの時絶対死んだと思ったのに…

もしかしてあの子が攻撃を緩めてくれたとか、?

あの衝撃はきっと倒れた直後にまたいつものようにどっかに転移して

道にぶっ倒れてたんだろう。


でも、この町から転移するときは必ずフェルススの森のあの場所に転移するが

フェルススの森からこっちの町に転移するときはランダムになっているんだよな…

これほんと毎度毎度こまるよなぁ…異世界来てもっとのんびり暮らせたらなとか

思ったんだけどなぁ、、


そうこうしてる間にリーナが言っていた厨房についた

どうやらここの一階部分は居酒屋っぽいな。今は準備中らしく店は閉めているっぽい

あぁ腹減ったなぁー


「おや!起きたかい!よくそれで歩けるな!」


おばちゃんがの図太い声に変わり、高音できゃっきゃしてる声が俺の耳に響いた

「こらー!歩いちゃだめー!ベットに戻ってよ!」


そーいや歩くな、とか言われてたっけ。


「あの!助けて頂き本当にありがとうございました!

あなたがいなければきっと俺はもう既に三途の川を渡りきってる頃でしたよ!」


「さんず?まぁよかったよ! 全く最初は焦ったんだから、リーナが道で人が

倒れてるとか言うもんで大騒ぎさ、やっと治療が終わったときは本当に疲れたよ

無事で何よりよ!


あっそうそう、ご飯食べてないでしょ?用意しといたからいっぱい食べな!」


「ありがとうございます!頂きます!」


美味しい匂いの正体は鳥の唐揚げか!てか、でっか!

俺の顔サイズはありそうだ。

豪快に肉にかぶりつくとピリッとスパイシーな香味料に

歯応え最高の鶏肉、そして溢れんばかりの肉汁が!こりゃ最高だ!


「んんー!おばちゃん!なに食っても旨いよ!」


「はっははそりゃーよかった!まだまだいっぱいあるから食べな食べな!」


「もー私知らない!」


「ごめんって!リーナ、食べた後は横になるからさ!」


「ぜったい?」


「おう!約束する!」


「わかった! じゃあ私も食べる!」


「あんたまだ食べるのかい?」


「食べる!」


ハハハハハ!




こうして楽しい1日は過ぎていった。

リーナは疲れちゃったらしく俺に横たわりながら寝ちゃっていた


「リーナちゃん二階まで運びましょうか?」


「悪いねぇ、怪我してんに」


「いえいえ!助けてもらったお礼です!」


ベットルームへ行きリーナをベットに横にするとさらっと髪をいじった。


あの子もこんなに笑って過ごせたら…そんな事はないのだろうか…

幸せな顔して、幸せな時を過ごして、楽しい毎日に…

そんな彼女のことを夢見ながら俺も眠りについた。



あと1話です! 多分次の1話は結構短くなりそうです…


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