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時と間の異世界軸物語り。  作者: 冷凍いちご。
〔 第一章 〕多忙な幕開け
7/14

1-7 【暴言製造機。】

お待たせしました、第7話です。

んんー…はぁーー…あれ俺寝ちゃった?

いつの間にか外が明るいぜー


俺は榊原有斗 ふつーの高校生活を送っていた、、いた!…

んだけど…異世界に現在きております。

絶賛異世界生活中です。


まぁそんなことは置いといてとりあえず廊下にでも出て見るか…

俺はいつものようにベッドから起き上がるとこれまた金で加工された

ピカピカなドアノブを捻る


ドアを開けると真っ赤な絨毯が廊下の端まで永遠と直線を描いている

よくあるあれだ、レッドカーペットってやつ

廊下を歩いて数分いつも皆んなが食事をしている食堂へ


ん?…なんか話し声が…


「はい、姫殿、現在討伐部隊を結成し討伐の準備に取り掛かりました」


「わかりました、明日の夜明けと同時に出発できるようにお願いします…


どうか…したのですか?」


「いえ、あそこで此方の会話を盗み聞きしてるクズがいます」


えっクズって俺のこと!?

「いや待て!クズって誰だよ!食堂に入ろうとしたらあんたらが会話してて

入りづらい空気になってたんよ!

てか、初対面の名前も顔も見ず知らずの人間にクズはないでしょ!?」


そこにはこれでもかってくらいに美人な姫と同等…いや、それ以上の気品と

たくましさ、そして何よりスレンダーな体型にサラサラな赤髪ロングヘアー。

少し引きつっているがどこか優しそうな目をしている赤い瞳

まさに美少女と言って相応しいスタイルだ。

だが……


「はい?私にはあなたが人間のクズにしか思えないんだけど?

てか、姫殿との会話を盗み聞きするとか何考えてんの?

アホなのバカなの?それともあなたの首の上に生えてる空気がたっぷり詰まった

頭じゃそんなことすら考えてられないの?えぇー?」


そう……

「ちょっちょ!俺をなんだと思ってんのさ!

俺はこの世界に幸福と勇気をもたらす予定である

榊原有斗様だぞ!はっはっはっはーー!」


「あの…姫殿…あのさっきから気持ち悪いことしか言わない

あの愚かな物体はなんですか…」


「えっちょっと!?俺ってもはや生物でも無くなったの!?

せめて人間って言ってくれたら…嬉しいんだけど?」


まさか俺以上に口が悪い人がこの世界にいるとは…

うん、命名しよう、暴言製造機と名付けよう。

我ながらネーミングセンスがあるな!

顔はいいんだけど…悪口のセンスが素晴らしくこっちにグサグサ

くるぜ、、、


「ふふふ…二人は初対面なのにとても仲が良いのですね

もしかして、」


「いえっ!この人とは初対面で一度もあったことないし仲も全く良くはありません!」


「いやー暴言製造機とは昔から仲良くさせてもらってるんですよー!

はっはっはーいやぁーこいつは実に無礼な奴でしてーはは」


「おい、貴様、、、、、」


「はい?」


「覚悟はできてるだろうな…」


「ほえ?」


彼女は腰にさしてある剣を抜き、アリトに大きく振りかぶった


「ちょとよちょとよ!?ちょっちょっとまてぇーー!!」


アリトの頭上すれすれで剣が止まった


「悪かったって!あやま………………」


俺が彼女に謝ろうとしたその瞬間

「うっ!?ゔぁぁぁぁぁっ!……」


俺はいつもの衝撃といつもに増して激しい頭痛に襲われた。



(あぁ…ここはどこだよ…だめだ真っ暗でなんもみえねぇ…)

俺の目に広がったのはどこまでも続く永遠の暗闇

何も存在しない、虚無の世界ーー。


何しもしたくねぇ…動きたくない…


あれ…あれはなんだ…?


暗闇に刺す一筋の明るい光が…

俺のすぐ手の届くところまで伸びていた


(うぅぅ……届くのかな…)


なぜか俺は無意識にその光の先に手を伸ばしていた……。



「ねぇ…あなた、なぜまたここに来たの?」


なんだ…?声が聞こえるけど視界がぼんやりして…

だんだんと俺の前の視界が元に戻ってくにつれ

俺に話しかけてくる人のシルエットが浮かんできた…。



「ねぇ…聞いてるの?」


「!?うん!?君はあの時の!」


「そうよあの時の。なぜそんな顔をする?」



そう、俺はまたあの子に会うことができた。


しかしまた会えたのはいいが俺の気持ちは

なんだか複雑だった。




ちょっとぽくなってきたか!?

そろそろ第二章へ突入準備です!

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