赤い風船
赤い風船
飛んでった
きみに届け
懐かしい空
小さな体で
駆け抜けた草原は
あの日もこんな空だった
そっと風がそよ吹けば
緑が香って
心浮き立つ
同じ場所にいたはずの僕ら
いつのまにか道は分かれて
覚えてますか?
この場所でみんな
笑って泣いて
同じ夕日を見たんだよ
◆
赤い風船
飛んでった
目を閉じれば
きみが思い浮かぶ
一緒なら強くなれた
だけど今度は
一人で頑張らなくちゃ
無くした訳じゃないよね
僕の小さな勇気
あの頃は幸せしか知らなかったんだ
泣きたくなるよ
頑張ることが辛くて
緑にしょっぱさが滲んだ
◆
赤い風船飛んでった
同じ空を
貴方も見ている
涙を知って
愛してくれる貴方と出逢った
貴方の思いが
僕の勇気になるんだ
歩いていくことは
喜びと悲しみ
思いを乗せて 風船は消えていくいくら願っても
終わりがある事に変わりは無いんだね
誓い合った
終わりがあるなら
最後まで貴方を愛するよと
◆
きみの暖かさも
貴方の想いも僕のココロに
赤い風船飛んでった
見えなくても
ずっとある
そんなモノを
信じてみても良いかもしれない
先の光を見つめながら
歩いていこう