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赤い風船

作者: 栗屋凜




赤い風船

飛んでった


きみに届け

懐かしい空




小さな体で

駆け抜けた草原は

あの日もこんな空だった


そっと風がそよ吹けば

緑が香って

心浮き立つ



同じ場所にいたはずの僕ら

いつのまにか道は分かれて


覚えてますか?

この場所でみんな

笑って泣いて

同じ夕日を見たんだよ





赤い風船

飛んでった



目を閉じれば

きみが思い浮かぶ




一緒なら強くなれた

だけど今度は

一人で頑張らなくちゃ



無くした訳じゃないよね

僕の小さな勇気

あの頃は幸せしか知らなかったんだ



泣きたくなるよ

頑張ることが辛くて

緑にしょっぱさが滲んだ




赤い風船飛んでった



同じ空を

貴方も見ている




涙を知って

愛してくれる貴方と出逢った

貴方の思いが

僕の勇気になるんだ



歩いていくことは

喜びと悲しみ


思いを乗せて 風船は消えていくいくら願っても

終わりがある事に変わりは無いんだね




誓い合った

終わりがあるなら

最後まで貴方を愛するよと




きみの暖かさも

貴方の想いも僕のココロに



赤い風船飛んでった


見えなくても

ずっとある



そんなモノを

信じてみても良いかもしれない


先の光を見つめながら

歩いていこう





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