表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/49

二章 ~セブクロスト~ (13)

 私が五歳くらいまではとても幸せだった。母がいて父もいて、三人で楽しく暮らしていた。父はよく私をおんぶしてくれた。父の背中は大きくて、私は遊び疲れるといつも父の背中で眠っていた。


「…うーん、お父さん?」


「大人っぽいとはよく言われるが、さすがにまだお父さんって歳ではないぞ。」


「えっ!?あっ、ごめん、カルロ。ちょっと寝ぼけてたみたい。」


 どうやら眠ってしまった私をカルロがおぶってくれてたようだ。


「ていうか、暗っ!私結構寝てたの?」


「魔法を使った疲労は初めてだから、仕方ないと思うぞ。俺も使い始めた頃はよく泥のように眠ってたよ。」


 私は今日初めて自分で魔法を使った。使い始めは問題なかったけど、だんだんと今まで感じたことのない疲労感を覚えていった。カルロは私よりも魔法を使っていたし、肉体的にも疲労があるはずなのに、私よりも全然元気だ。私とは経験値が違いすぎるんだろうなぁ。


「あと、俺がバーストの死体を処理してる間、最初バーストと戦ってたお姉さん、覚えてるか?あの人がフィリのことを見ててくれたんだ。」


「そうなんだ。すごく綺麗な人だったのは覚えてるよ。お礼言いにいかないと。」


「街を救ってくれたお礼にって、明日ご飯を奢ってもらう約束をしたから、その時で大丈夫だよ。それと、今日泊まれそうな宿も紹介してくれたから、今はその宿に向かってるところ。」


 私が寝てる間にいろいろ話が進んでたんだ。しばらくすると、目的の宿に着いた。カルロは私を下ろすと、一緒に中に入り、受付を済ませ、部屋へ向かった。部屋はベッドが二つにユニットバスもあって、二人で泊まるには十分設備が整っている。


 ん?ちょっと待って、私今日カルロと一緒の部屋に二人で泊まるの?き、緊張してきた~。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ