放浪者-16 『著名な武器は、当然ぶっ壊れ』
短いけど、継続が力だと考えます。
固体名:『罪刀紅桜』
分類:刀剣
物理攻撃値:+100000
魔法攻撃値:+100000
耐久度:1000000
付与スキル『斬撃(極)』、『貫通(極)』、『粉砕(極)』、『伸縮』、『MP吸収(上)』、『HP吸収(上)』『風魔法』
右手に持った刀のぶっ壊れ性能に思わず溜息が出かけるのを、俺はギリギリ押しとどめ、瀬之口の血による遠距離攻撃を躱し続ける。
このままなら、行ける。
そう考えた俺だったが、数俊後それは甘い考えだと思い知らされる。
瀬之口の傷口から噴き出した血霧が大量の血の津波によって押し寄せる。
よく目を凝らせば、赤い雹が混じっていて殺傷力を上げているようだった。
部屋全体の全方位攻撃。
逃げられないと判断した俺は、防御特化の『タートル・モード』に形態を変化させ、上乗せするように、空間魔法で取り出した大盾『エギオン』をやや上向きに構える。
固体名:エギオン
分類:槍
物理防御値:+10000
魔法防御値:+10000
耐久度:80000
付与スキル『金剛』『特殊攻撃無効』
血の津波がエギオンを装備した俺に襲い掛かる。
エギオンからもそうだが、背中に背負った甲羅からも凄まじい衝撃が襲い掛かる。
防御したのに、HPが一気に削られたのが分かる。
なんつー。威力だ。
部屋全体を覆う技の癖に、滅茶苦茶だろ。
クソチートどころか、一瞬のバグだぞ。こんなの!!
必死に津波に耐える俺に向かって動く気配を感じる。
津波によって動けない俺は、一瞬防御を考えるが、最初に大破された一つ目のエギオンと、既に皹が入っている大盾にその案を却下する。
新たな案・・・・ちょっとした賭けに出ることにする。
「本格的に死ぬかもな」
雷鳴魔術の一つ、ボルテッカーを発動し、血に電撃を流す。
津波越しに電撃を受けたにも関わらず止まらない瀬之口に俺は、バーサーカー女が毒づく。
「これで止まる様な女じゃねーよな」
形態を攻撃特化の『タイガーモード』に変更する。
形態変更と共に、エギオンを前方に投げ捨て両手に、一つ一つの爪が人一人ぐらい大きさもある大爪『女郎蜘蛛』と使い切りだが、俺が持つ武器で最強の威力を持つ突撃槍『竜撃砲槍』を取り出した瞬間
「ガァァァァァァ!!」
拳でエギオンを壊した瀬之口は、得意の唐割りが俺のボディを頭部から真っ二つに叩き割った。
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