放浪者-14 『宝ではなく、狂戦士をプレゼント』
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この頃
おはようございます。
進化が完了したようです。
俺は、自身の――――『疑似神獣』の体を見下ろす。
「変形は男のロマン。これ一択っしょ!」
俺はシルバー一色のメタリックボディに青い紋様のようなものが入った自分の体を見下ろす。
流石は変形ありの疑似神獣。
黄巾力士までのファンタジー感丸出しの人形と違い、もう完全にロボットだ。
固体名 犬井巧
種族 疑似神獣・ヒューマンモード LV1
魔石ランク S
残機3/3
職業 バトルクラフトマン
ステータス
HP:50000/50000(UP)
MP:50000/50000(UP)
ST:∞
物理攻撃値:50000(UP)
物理防御値:50000(UP)
魔法攻撃値:50000(UP)
魔法防御値:50000(UP)
敏捷値:50000(UP)
スキル
『自動高速修復』『自動高速魔力回復』『魔石消費』『パラライズ(大) )』『ポイズン(大)』『スリープ(大)』『世界眼』『上級斧術』『上級剣術』『上級ハンマー術』『上級ナイフ術』『上級槍術』『精神統一』『上級狙撃術』『上級弓術』『上級盾術』『サーチ』『マッピング』『次元収納』『錬金』『夜目』『遠視』『痛覚無効化』 『サライ』『状態異常無効』『無尽蔵』『霊眼』『毒薬合成』『雷鳴魔術 (上級)』『斧聖術』『剣聖術』『ハンマー聖術』『ナイフ聖術』『槍聖術』『狙撃聖術』『弓聖術』『盾聖術』『上級鎌術』『鎌聖術』『上級騎乗術』『騎乗聖術』『上級棍棒術』『棍棒聖術』『上級棒術』『棒聖術』『上級回避術』『剣神術』『槍神術』『フォルム・チェンジ(NEW)』『換装(NEW)』
称号
『武蔵野弁慶』『グレゴリー・ラスプーチン』『アドルフ・ヒトラー』『ネロ・クラウディウス』『呂布奉先』
『ニコラ・テスラ(NEW)』『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(NEW)』『石井四郎(NEW)』
流石はSランク。バランス形態といいつつ全ステータス5万とか人間だった頃では考えられない程の上り幅なんですけど・・・・。
「さて、ではお目当ての変形はどうかな?」
俺は新スキル『フォルム・チェンジ』を発動する。
まずは、攻撃特化の虎形態。
俺の体に貼り廻った青い紋様が眩しく発光し、ガチャガチャというギミック音が即席工房内に響き渡る。
「うーん。虎というより虎人だな」
閃光が収まり虎形態に変形完了した俺は、二足歩行で立つ自信のボディを見下ろす。
いや、まぁ武器が所持できなくなるから、ありがたいけど。
虎じゃねーじゃん!!
丸太のように太くなった両手足甲に鋭利な鉤爪。此処までは戦隊ものに出て来る虎の怪人もそうだったから、まだ許せる。
「これは・・・・」
腰から生えたメタリックの長い尻尾の先端に付いた刃を一瞥する。
「蠍じゃん」
固体名 犬井巧
種族 疑似神獣・タイガーモード LV1
魔石ランク S
残機3/3
職業 バトルクラフトマン
ステータス
HP:50000/50000(UP)
MP:50000/50000(UP)
ST:∞
物理攻撃値:70000(UP)
物理防御値:25000(DAWN)
魔法攻撃値:70000(UP)
魔法防御値:25000(DAWN)
敏捷値:25000(DAWN)
スキル
『自動高速修復』『自動高速魔力回復』『魔石消費』『パラライズ(大) )』『ポイズン(大)』『スリープ(大)』『世界眼』『上級斧術』『上級剣術』『上級ハンマー術』『上級ナイフ術』『上級槍術』『精神統一』『上級狙撃術』『上級弓術』『上級盾術』『サーチ』『マッピング』『次元収納』『錬金』『夜目』『遠視』『痛覚無効化』 『サライ』『状態異常無効』『無尽蔵』『霊眼』『毒薬合成』『雷鳴魔術 (上級)』『斧聖術』『剣聖術』『ハンマー聖術』『ナイフ聖術』『槍聖術』『狙撃聖術』『弓聖術』『盾聖術』『上級鎌術』『鎌聖術』『上級騎乗術』『騎乗聖術』『上級棍棒術』『棍棒聖術』『上級棒術』『棒聖術』『上級回避術』『剣神術』『槍神術』『フォルム・チェンジ(NEW)』『換装(NEW)』
称号
『武蔵野弁慶』『グレゴリー・ラスプーチン』『アドルフ・ヒトラー』『ネロ・クラウディウス』『呂布奉先』
『ニコラ・テスラ(NEW)』『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(NEW)』『石井四郎(NEW)』
おお、2万アップ。流石は攻撃特化。えげつない性能だ。
他のステータスが半分になっているが、十分だ。
俺は続いて防御特化の亀形態に変形する。
俺の体に貼り廻った青い紋様が眩しく発光し、ガチャガチャというギミック音が即席工房内に響き渡る。
フォルム・チェンジ。閃光弾の代わりになるけど、変形の度にこうやって光ると隠密行動に支障がでるな。
変形が終了し、俺は変わった身体を見下ろして、叫ぶ。
「ク〇パじゃん!!」
某配管工に出て来るボスキャラをオマージュしたかのような棘付きのメタリックな甲羅を背負い二足歩行する亀に思わずツッコミを入れる。
固体名 犬井巧
種族 疑似神獣・タートルモード LV1
魔石ランク S
残機3/3
職業 バトルクラフトマン
ステータス
HP:50000/50000(UP)
MP:50000/50000(UP)
ST:∞
物理攻撃値:25000(DAWN)
物理防御値:75000(UP)
魔法攻撃値:25000(DAWN)
魔法防御値:75000(UP)
敏捷値:15000(DAWN)
スキル
『自動高速修復』『自動高速魔力回復』『魔石消費』『パラライズ(大) )』『ポイズン(大)』『スリープ(大)』『世界眼』『上級斧術』『上級剣術』『上級ハンマー術』『上級ナイフ術』『上級槍術』『精神統一』『上級狙撃術』『上級弓術』『上級盾術』『サーチ』『マッピング』『次元収納』『錬金』『夜目』『遠視』『痛覚無効化』 『サライ』『状態異常無効』『無尽蔵』『霊眼』『毒薬合成』『雷鳴魔術 (上級)』『斧聖術』『剣聖術』『ハンマー聖術』『ナイフ聖術』『槍聖術』『狙撃聖術』『弓聖術』『盾聖術』『上級鎌術』『鎌聖術』『上級騎乗術』『騎乗聖術』『上級棍棒術』『棍棒聖術』『上級棒術』『棒聖術』『上級回避術』『剣神術』『槍神術』『フォルム・チェンジ(NEW)』『換装(NEW)』
称号
『武蔵野弁慶』『グレゴリー・ラスプーチン』『アドルフ・ヒトラー』『ネロ・クラウディウス』『呂布奉先』
『ニコラ・テスラ(NEW)』『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(NEW)』『石井四郎(NEW)』
クッ〇といえば、攻撃力と防御力が特化しているイメージがあったが、この形態でも武器を腕で所持できるし、これはこれで強いのでよししよう。
俺は、敏捷特化の狼形態を変形する。
「この流れだと、狼人間ってところか」
青く発光する中で予測する。
「違うのかよ」
俺は四足歩行で立つ大型のメタリックな狼にツッコむ。
「いやいや、なんでコイツだけ四足歩行」
これでは、武器が持てない。
固体名 犬井巧
種族 疑似神獣・ウルフモード LV1
魔石ランク S
残機3/3
職業 バトルクラフトマン
ステータス
HP:50000/50000(UP)
MP:50000/50000(UP)
ST:∞
物理攻撃値:15000(DAWN)
物理防御値:10000(DAWN)
魔法攻撃値:15000(DAWN)
魔法防御値:10000(DAWN)
敏捷値:100000(UP)
スキル
『自動高速修復』『自動高速魔力回復』『魔石消費』『パラライズ(大) )』『ポイズン(大)』『スリープ(大)』『世界眼』『上級斧術』『上級剣術』『上級ハンマー術』『上級ナイフ術』『上級槍術』『精神統一』『上級狙撃術』『上級弓術』『上級盾術』『サーチ』『マッピング』『次元収納』『錬金』『夜目』『遠視』『痛覚無効化』 『サライ』『状態異常無効』『無尽蔵』『霊眼』『毒薬合成』『雷鳴魔術 (上級)』『斧聖術』『剣聖術』『ハンマー聖術』『ナイフ聖術』『槍聖術』『狙撃聖術』『弓聖術』『盾聖術』『上級鎌術』『鎌聖術』『上級騎乗術』『騎乗聖術』『上級棍棒術』『棍棒聖術』『上級棒術』『棒聖術』『上級回避術』『剣神術』『槍神術』『フォルム・チェンジ(NEW)』『換装(NEW)』
称号
『武蔵野弁慶』『グレゴリー・ラスプーチン』『アドルフ・ヒトラー』『ネロ・クラウディウス』『呂布奉先』
『ニコラ・テスラ(NEW)』『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(NEW)』『石井四郎(NEW)』
まさかの敏捷値10万!?
チート級じゃん。武器が手で持てなくなって、他ステータスが大幅に下がったけど、十分に御釣りがくる性能ぶりだ。
それぞれのフォームを確認した俺はスキルと称号を確認する。
スキル『フォルム・チェンジ(NEW)』
取得条件:疑似神獣に進化すること
効果:自身の形態を変換させることで、HP,MP,SP以外のステータスを変化させる。
スキル『換装(NEW)』
取得条件:以下の条件を満たすこと
・疑似神獣に進化する
・次元収納で武器を出し入れする回数を1万回行う
効果:装備した武器や鎧を高速で変更する
称号『ニコラ・テスラ(NEW)』
取得条件:UNKNOWNに属される武器を4つ以上創作すること
効果:近未来の物理科学知識を得る
称号『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ(NEW)』
取得条件:自傷行為を1万回行うこと
効果:体色を変化させることで、周りの景色と同化することができる
称号『石井四郎(NEW)』
取得条件:武器や魔道具を自身の肉体に1万回埋め込むこと
効果:近未来の生物学の知識を得る。
「流石、称号!!ぶっ壊れ性能過ぎるだろ」
再び、人間形態に戻った俺は、次元収納から素材や武器を取り出す。
武器の製造・開発といった細かい作業は、指のサイズが今迄と然程変わらないこの形態でやるべきだと判断したためだ。
「それぞれの形態に合わせて武器を新調するべきだな」
ニコラ・テスラと石井四郎の効果を得たせいか、今まで最高だと思っていた武器や鎧が稚拙な玩具のように見え始めた俺は、製造した片手剣を手に取る。
「それでは、始めるか」
近未来・・・SF知識を得た俺は4つの形態に合わせた武器を製造し始めた。
☆―――――――――――――――――――――――――――――――――☆
敏捷特化の狼形態になった俺は、6層をずば抜けた敏捷値に任せて駆け巡っていた。目の前に鬼を発見する。
だが、鬼は正面から駆け寄る俺に気が付かず、呑気に欠伸をかましている。
そんな鬼の首を俺は、ゾ〇ドのお株を奪うように、両脇腹から展開した超振動のチェーンソーで引き裂く。
固体名:チェーン・ブライド
分類:刀剣
物理攻撃値:+10000(発動中のみ)
耐久度:80000
付与スキル『消音』『断絶』
「流石、称号『ニコラ・テスラ』のSF知識。チェーンソーなのに全く音がしない」
俺は自身の両腰、前足、後ろ脚の爪と踵に内蔵されているチェーンソーに思わず笑みを零す。
固体名:チェーン・クロ―
分類:刀剣
物理攻撃値:+10000(発動中のみ)
敏捷値:+10000(発動中のみ)
耐久度:80000
付与スキル『消音』『断絶』『神速』『浮遊』『滞空』
「にしても称号『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ』のステルス能力、強すぎだろ。暗殺者顔負けの能力じゃん」
次元収納で鬼の死体を収納した俺は、再び駆け出す。
隠密・疾走・切断・回収というサイクルをし続けながら、俺は6層を無双する。
ST値・・・スタミナが∞である俺は、息切れなく常にトップスピードで地を駆け巡る。
そしてどれくくらいの時間がたったのだろうか。
脇道の突き当りで開けた場所が前方に現れる。
そこには高さ三メートルの装飾された荘厳な両開きの扉が有り、その扉の脇には二対の仁王像のような彫刻が半分壁に埋め込まれるように鎮座していたのだ。
「この層のボス部屋か・・・・っ」
俺はその空間に足を踏み入れようとした瞬間、全身に悪寒が走るのを感じた。
俺は、空中で防御に特化した亀形態に変更し、装備も専用装備に変更する。
左手に持った大盾を構えながら、前方を見詰める。
俺は期待と嫌な予感を両方同時に感じていた。
あの扉を開けば確実になんらかの厄災と相対することになる。
だが、しかし、それと同時に終わりの見えない迷宮攻略に新たな風が吹くような。
そんな直感があった。
「まさに鬼が出るか蛇が出るかだな」
俺は左手で大盾。右手に巨大なドリルと大砲を掛け合わせたような厳つい巨大な大槍を強く握りしめる。
固体名:竜撃砲槍
分類:槍
物理攻撃値:+200000
耐久度:80000
付与スキル『穿突』『断絶』『神速』『爆撃』『爆音』
固体名:エギオン
分類:槍
物理防御値:+10000
魔法防御値:+10000
耐久度:80000
付与スキル『金剛』『特殊攻撃無効』
俺は、呼吸を必要としないこのロボットの肉体で大きく息をする。
緊張が解れた気がする。
覚悟を定めた俺は、扉に向かって歩を進める。
特に何事もなく扉の前にまでやって来た。
近くで見れば益々、見事な装飾が施されているとわかる。
そして、中央に二つの窪みのある魔法陣が描かれているのがわかった。
「なんだこりゃ?結構勉強したつもりだが……こんな式見たことねぇぞ」
人間だった頃、自らの能力の低さを補うためにこの世界の座学に力を入れていた。もちろん、その道のプロに勝てるほどではない。
だが、それでも魔法陣の式を全く読み取れないというかおかしい。
「相当、古いってことか?」
俺は推測しながら扉を調べるが特に何かがわかるということもなかった。
トラップを警戒して調べてみたのだが、どうやら俺のようなアマチュア程度の知識では解読できるものではなさそうだ。
「仕方ない、いつも通り錬金で行くか」
一応、扉に足をかけて押したり引いたりしたがビクともしない。
なので、即席工房を創る用途で使用する錬金で強制的に道を作る。
右手に持っていた大槍を収納し、扉に触れさせ錬金を開始したその時———
バチィイ!
「っ!?」
扉から青い放電が走り俺の手を弾き飛ばした。
俺の手からは煙が吹き上がっている。
「ズルは駄目ってことね」
俺は大槍を再び取り出し構える。
「開かぬなら、壊してしまえ。蝶番」
右手に持った大槍が青白いスパークを放とうとしたその時
「オォォオオオオオオ!!」
突然、野太い雄叫びが部屋全体に響き渡ったのだ。
俺はバックステップで扉から距離をとり、腰を落として大盾を構える。
雄叫びが響く中、遂に声の正体が動き出した。
「うわー。ベタ過ぎるでしょ。設定練り直して来いよ」
悪態を付く俺の前で、扉の両側に彫られていた二体の巨大な仁王像が周囲の壁をバラバラと砕きつつ現れた。
いつの間にか壁と同化していた灰色の肌は赫色に変色している。
2体の仁王が腰からには四メートルはありそうな双剣をこれ見よがしに引き抜き、壁から這い出ようとしていた。
ドッゴン!!
凄まじい発砲音と共に電磁加速されたドリルが左の仁王の頭蓋に突き刺さり、そのまま脳をグチャグチャにかき混ぜた挙句、後頭部を爆ぜさせて貫通し、後ろの壁を粉砕した。
右の仁王がキョトンとした様子で隣の仁王を見る。
撃たれた仁王がビクンビクンと痙攣したあと、前のめりに倒れ伏した。
巨体が倒れた衝撃が部屋全体を揺るがし埃もうもうと舞う。
閑話休題————
竜撃砲槍の分類は槍認定されているが、正確には槍ではない。
単発式のロケットランチャーのようなものだ。
持ち手にセッティングされたトリガーを押すことで、ドリル状のように高速回転した槍先が電撃魔法の応用で電磁加速されて射出するという魔法とSF知識を混合したハイブリット武器である。
「モ〇ハンのモンスター登場シーンはカッコよくて全部見る派だけど・・それはそれ、これはこれって奴だ」
我ながら酷い攻撃だと思うが、コレが現実という奴だ。
不意打ち、卑怯、カンニング、イカサマ上等!!
何処かの偉人が言った。勝てば官軍!!
それはつまり、勝ちさえすれば、どんな卑劣な手段を使おうがそれは正義なのだ。
俺は、先端を無くした槍を投げ捨て新たな:竜撃砲槍を取り出し、引き攣った表情を浮かべる仁王の頭蓋に標準を合わせる。
「セット!!」
おそらく、この扉を守る守護者として封印か何かされていたのだろう。
こんな暗い谷底のような場所に訪れる者など皆無だというのに。
だが、ようやくその役目を果たすときが来たのだ。
もしかしたら彼らの胸中は歓喜で満たされていたのかもしれない。
仁王が『なんてことするんだ』とでも言っているような戦慄な表情を浮かべているが、気のせいに違いない。
「というわけ、安心して脳髄を飛び散らせろ」
慌てて片足を壁から引き抜こうとする仁王に俺は、心の中で笑みを浮かべる。
「お疲れ♪」
仁王の頭蓋が破壊され、左の仁王と同じように地面に倒れる。
「さてと、素材は後で回収するとして、今は――――」
俺は、チラリと扉を見て少し思案する。
「定番通りなら―――」
俺は仁王の首に下がっていた数珠————その中でも一際輝いていた球体を手に取る。
血濡れを気にするでもなく二つの拳大の魔石を扉まで持って行き、それを窪みに合わせてみる。
ピッタリとはまり込んだ。直後、魔石から赫い魔力光が迸り、魔法陣に魔力が注ぎ込まれていく。
そして、ガチャンという何かが割れるような音が響き、光が収まった。
同時に広間全体に魔力が行き渡っているのか周囲の壁が発光し、久しく見なかった程の明かりに満たされる。
武器を換装した俺は、警戒しながら扉を蹴り飛ばす。
扉が開く。
扉の奥は光一つなく真っ暗闇で、大きな空間が広がっているようだった。
「なんだこりゃ」
俺は大盾と槍を構えながら、暗闇を睨み付けながら、歩を進めようとしたその時
「ガァァァァァァ!!!!」
血塗れになった美少女が生肉がこびり付いた不気味な野太刀を持って暗闇から這い出てきた。
盾でそれを受け止めた俺に対し、少女が憤怒に歪んだ美貌で刀を押し込んできた。
「な、なんなんだ。コイツ!!」
ボロボロの布を纏った少女は理性を忘れたように、空いた左手で大盾を殴りつけた。
「ガァァァァァァ!!!!」
ヒロイン登場です。




