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放浪者-13 『頼れる称号様』

中々、人気が上がらない。

やはり、一次作品は、二次作品と違い難しいね。

 スコットが支配する第2階層から更に6階層は進んでからどれ程、たっただろうか。

俺は褌姿の鬼人の首を右手に持った片手直剣で斬り落とす。


「これでハッキリしたこの階層のボスはおそらく―――――」


俺は周囲で息絶えた鬼人の死骸を見渡す。


固体名 なし

種族 鬼人

魔石ランク:B-

ステータス

 HP:0/8000

 MP:0/5000

ST:0/9500

物理攻撃値:9000

 物理防御値:6000

 魔法攻撃値:100

 魔法防御値:6000

 敏捷値:7000

スキル

 『夜目』『縮地』『瞬発』『状態異常無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『上級拳闘術』


「鬼人型の魔物だな」


そう。この谷底———通称『蟲毒釜』は階層ごとに主役となる魔物が決められているみたいなのだ。例えば、1階層は蟲、二階層目は蜥蜴と言った感じに。


「3階層目の『ベロッグ』や5階層目の『エンリ』は、状態異常無効に派生していなかったら、確実に詰んでいたな」


薄い毒霧で覆われた3階層の主人であり、毒の痰を吐き出すのを得意とした『ベロッグ』 ―背中に苦痛に歪んだ人間の顔をイボのように生やした体長10メートルの巨大な蛙―

麻痺の鱗粉を撒き散らす蝶が辺り面飛び交う5階層の主人であり、此方を嘲るような笑みを浮かべながら宙を舞い鱗粉をばら撒く『エンリ』 ―人の眼のような紋様を持った蝶の羽を背中から生やした少女― の顔が頭によぎる。


「ここまで苦労したんだ。もし、隠している物がくだらなければ、ぜってー埋め立ててやる」


そんな八つ当たりをつきながら、俺を殴りつけようとした鬼人の胸を左に内蔵したウォーター・カッターで貫いたところで、俺の脳内に声が響いた


<固体名・犬井巧のレベルが上限である50に達しました>

<固体名・犬井巧は『ギガント・ゴーレム』への進化可能になりました>

<固体名・犬井巧は『キメラティック・ワイバーン』への進化可能になりました>

<固体名・犬井巧は『アーマード・ドラゴン』への進化可能になりました>

<固体名・犬井巧は『メタル・ワーム』への進化可能になりました>


「お、おぉ」


魔物の最上位クラスに位置するドラゴンやワイバーンが来たことに俺は思わず上ずった声を上げてしまう。

俺は一度、興奮を抑えるべく、自分の現在のステータスを確認する。


固体名 犬井巧

種族 黄巾力士 LV50

魔石ランク B-

残機3/3

職業 バトルクラフトマン


ステータス

 HP:20000/25000

 MP:21000/21000

 ST:∞

 物理攻撃値:30000

 物理防御値:32000

 魔法攻撃値:10000

 魔法防御値:32000

 敏捷値:26000 (通常時)、33500(一時加速中)


スキル

 『自動高速修復(NEW)』『自動高速魔力回復(NEW)』『魔石消費』『パラライズ(大) )』『ポイズン(大)』『スリープ(大)』『世界眼』『上級斧術』『上級剣術』『上級ハンマー術』『上級ナイフ術』『上級槍術』『精神統一』『上級狙撃術』『上級弓術』『上級盾術』『サーチ』『マッピング』『次元収納』『錬金』『夜目』『遠視』『痛覚無効化』 『サライ』『状態異常無効(NEW)』『無尽蔵』『霊眼』『毒薬合成』『雷鳴魔術 (上級)』『斧聖術』『剣聖術』『ハンマー聖術』『ナイフ聖術』『槍聖術』『狙撃聖術』『弓聖術』『盾聖術』『上級鎌術』『鎌聖術』『上級騎乗術』『騎乗聖術』『上級棍棒術』『棍棒聖術』『上級棒術』『棒聖術』『上級回避術(NEW)』『剣神術(NEW)』「槍神術(NEW)」


称号

『武蔵野弁慶』『グレゴリー・ラスプーチン』『アドルフ・ヒトラー』『ネロ・クラウディウス』『呂布奉先』


「我ながら強くなったものだ。人間だった頃のステータスがカスのように見えるぜ」


今なら勇者である天上院すら瞬殺できるんじゃないだろうか?

この上、ドラゴンやワイバーン種になれば、向かう所敵なしではないだろうか。俺は浮かれる気持ちを押さえながら、進化先を調べて絶望する。

何故なら――――


<固体名・犬井巧は『ギガント・ゴーレム』への進化可能になりました>

<固体名・犬井巧は『キメラティック・ワイバーン』への進化可能になりました>

<固体名・犬井巧は『アーマード・ドラゴン』への進化可能になりました>

<固体名・犬井巧は『メタル・ワーム』への進化可能になりました>


『ギガント・ゴーレム』

魔石ランク:A-

進化条件:B-クラスの人形系魔物がレベルのカンストを2回経験する

説明:複数のギアが内蔵された巨大なゴーレムで、圧倒的な物理攻撃力だけでなく、他を寄せ付けない物理防御力と魔法防御力を持つ。


『キメラティック・ワイバーン』

魔石ランク:A+

進化条件:B-級以上の魔物が武器を内蔵した状態でレベルカンストすること

説明:体中に剣や槍を内蔵した巨大なワイバーンで、高い敏捷速度と優れた探知能力と優れた飛行能力を持つ。


『アーマード・ドラゴン』

魔石ランク:S-

進化条件:B-級以上の魔物が武器を内蔵した状態でレベルカンストすること

魔石ランクS以上の魔物を5体以上倒すこと

説明:体中に剣や槍を内蔵した巨大なドラゴンで、圧倒的な物理攻撃力と魔法攻撃力だけでなく、他を寄せ付けない物理防御力と魔法防御力を持つ。


『メタル・ワーム』

魔石ランク:A

進化条件:B-級以上の魔物が鉱石類を体内に取り込んだ状態で レベルカンストすること

説明:鋼鉄に覆われた巨大なワームで、圧倒的な敏捷速度だけでなく、潜伏能力と地面を潜る能力を持つ。


どの進化先を選んでも、全部巨体で協力になる代わりに、今まで使ってきた戦闘― ヒット&ラン ―が一切使えなくなるのだ。

これが外なら考えたかもしれないが、此処は生憎と狭い通路も存在する地下。

進化したせいで、最悪先にも後ろにも下がれなくなり、一生を此処で過ごすことになる。


「折角、強力な魔物に進化できるというのに、最悪じゃねーか」


進化だけでなくレベリングもお預けか。

希望から絶望へと堕とされるというのはこのことなのだ。

出鼻を挫かれ気落ちした俺は、これ以上攻略する気が起きず、日課である自身のアップグレードを行うべく、鬼人の死体を回収し、即席工房を創る。


「レベルアップできない以上、武器とボディのアップグレードにより力を入れないとな」


俺は、今まで狩ってきた魔物の死骸や拾ってきた鉱石を組み合わせて新たな武器作成の試行錯誤を行う。そして、ついに・・・・・


「よし、ついに完成だ」


俺はローラーの代わりに小型チェンソーが内蔵された義足を掲げる。


固体名:ジェットブーツ(上麻痺)

分類:UNKNOWN

物理攻撃値:+7000(発動中のみ)

敏捷値:+10000(発動中のみ)

耐久度:8000

残量:5.0L/5.0L

付与スキル『瞬間跳躍』『滞空(小)』『神速』『パラライズ(大)』『断絶』『壁走り』『騒音』


「うん。敏捷能力だけでなく、物理攻撃力も上がったな」


俺は早速、自分の両足を切り落とし、義足を接合する。

我ながら、狂気じみているが痛みを感じないこの体になってからというもの、自身の体を傷つけることに一切感じなくなった俺にはこの程度どうってことなかった。

ローラースケートみたいであまり慣れないが、次第に慣れてくるだろう。

テストがてら室内を歩こうとしたその時


<UNKNOWNに属される武器を4つ以上創作したことを確認。固体名・犬井巧は称号『ニコラ・テスラ』を獲得しました>


<自傷行為を1万回確認しました。固体名・犬井巧は称号『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ』を獲得しました>


<武器や魔道具を自身の肉体に埋め込む行為を1万回確認しました。固体名・犬井巧は称号『石井四郎』を獲得しました>


お、おう。激レアであるはずの称号がいきなり3つも増えやがった。

思わぬ所で歓喜しているとアナウンスがまた鳴り響く。


『称号『ニコラ・テスラ』を得たことで、固体名・犬井巧は『疑似神獣』に進化できるようになりました』


『称号『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ』を得たことで、固体名・犬井巧は『ペイントマン』に進化できるようになりました』


『称号『石井四郎』を得たことで、固体名・犬井巧は『アークドール』に進化できるようになりました』


おお、特殊進化が3つ出現した。


「では、早速————」


俺は称号を得たことで出現した新たに出現した進化先を確認する。


『疑似神獣』

魔石ランク:S

進化条件:B-級以上の魔物が称号『ニコラ・テスラ』を得ること

説明:バランス型のステータスを持つ人形態、攻撃特化の虎形態、防御特化の亀形態、敏捷特化の狼形態。と4つの形態に自在に変換できる機械人形


『ペイントマン』

魔石ランク:S

進化条件:B-級以上の魔物が称号『フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ』を得ること

説明:敏捷特化のステータスを持つ人形。指から噴出した絵具で魔物の絵を描くことで、その魔物を召喚することができる。


『アークドール』

魔石ランク:S

進化条件:B-級以上の魔物が称号『石井四郎』を得ること

説明:魔法攻撃力に特化した悪魔人形。最高峰の魔法技術を持っている。


「流石、称号からの派生進化最高だね」


全部小型な上、どれを選んでも確実に強くなれることが分かるが、俺は迷うことなく、表示された種族を選ぶ。


「それじゃぁ、進化しますか」


その言葉に答えるように、俺の意識はその場で途切れた。


さて、そろそろ主人公が強くなってきたので、ヒロインパートに戻りますかな

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