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放浪者-12 『魔物の正体』

テコ入れしました♪

<固体名・犬井巧のレベルが23になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが24になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが25になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが26になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが27になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが28になりました>

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<固体名・犬井巧のレベルが30になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが31になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが32になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが33になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが34になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが35になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが36になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが37になりました>


レベル100のネームド・モンスターを3体も殺したことで、俺のレベルが一気に上がる。

そのことに内心で笑みを浮かべつつ俺に、巨大な人面蜥蜴 ——— スコットが襲い掛かる。

俺は足に内蔵したウォーター・ジェットを起動して後ろに跳ぶ。

直前までいた場所にズドンッと地響きを立ててスコットが着地する。

「ランクBの格下相手にマジになんなよ。大人げ—ねーな」


「黙れ!痴れ者が!」


俺の小言にスコットが怒号を上げて、攻撃を繰り出してくる。

俺は怒りで単調になった攻撃を、ウォーター・ジェットを駆使し難なく躱し続ける。

勿論、カウンター攻撃として剣で攻撃するだが・・・・


「硬い!!」


ガキンっという硬質な音に、俺は内心舌打ちを打つ。


固体名 『スコット』

種族 ゴルゴン・ネロ LV100

魔石ランク:S

ステータス

 HP:9999/10000

 MP:15000/15000

ST:5496/5500

物理攻撃値:20000

 物理防御値:40000

 魔法攻撃値:35000

 魔法防御値:40000

 敏捷値:20000

スキル

 『夜目』『縮地』『瞬発』『状態異常無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『属魔の邪瞳』『回復魔法(上級)』『威圧』『金剛』『生命眼』


やっぱり、HPが全然減っていない。

こうなったら――――

俺は、魔石が入っているであろう頭蓋に向かって左手の突撃槍を投擲する。

だが――――突撃槍が無残に弾かれる。


「ふん。そんなもので余の『金剛』を破れるものか!!」


スコットが俺を嘲笑う。


固体名 『スコット』

種族 ゴルゴン・ネロ LV100

魔石ランク:S

ステータス

 HP:9998/10000

 MP:15000/15000

ST:5489/5500

物理攻撃値:20000

 物理防御値:40000

 魔法攻撃値:35000

 魔法防御値:40000

 敏捷値:20000

スキル

 『夜目』『縮地』『瞬発』『状態異常無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『属魔の邪瞳』『回復魔法(上級)』『威圧』『金剛』『生命眼』


渾身の投擲に対して、HPが全然減っていない。


スキル『金剛』

効果:常時発動型スキル。皮膚を硬質化させる。物理防御値と魔法防御値を2倍にする


本当に厄介なスキルだ。

しかも、もっと最悪なことに、コイツは『HP自動回復』『MP自動回復』を持っている。

スキル発動で消費されるMPは『MP自動回復』で、折角削ったダメージは『HP自動回復』で回復される。

アレクシアもそうだったが、鬼畜すぎるだろう。

そんな鬼畜モンスターであるスコットが吼える。


「分かったら、大人しく膝魔付け!!!」


広間がスコットの口から放たれた『咆哮』によって振動する。

だが・・・・


「待ってたぜ!!」


その『咆哮』を()()()()、俺は右手の剣を手放しすかさず『次元収納』を発動!!

取り出すのは、勿論お手製の手榴弾×4つ!!

俺はそれらをスコットの大口に投げ込む。

スコットが慌てて、手榴弾を吐き出そうとするが、手榴弾はスコットの口内で爆発する。


「ぐうううう!!」


煙と炎、そして肉が焦げたような異臭を発する口を涙目で抑えながら、スコットが俺を睨み付ける。


固体名 『スコット』

種族 ゴルゴン・ネロ LV100

魔石ランク:S

ステータス

 HP:399/10000

 MP:15000/15000

ST:5489/5500

 物理攻撃値:20000

 物理防御値:40000

 魔法攻撃値:35000

 魔法防御値:40000

 敏捷値:20000

スキル

 『夜目』『縮地』『瞬発』『状態異常無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『属魔の邪瞳』『回復魔法(上級)』『威圧』『金剛』『生命眼』


「・・・今ので決まったと思ったんだが、意外とタフだな」


『金剛』は皮膚を硬質化する効果だから、これで勝てると思ったんだがな。


「・・・お前、なぜ平然と立っていられるんだ?」


そんな感想を述べる俺に、スコットが忌々しそうに問いかける。

俺は、落とした右手を拾い上げて答える。


「『咆哮』。対象者を強制麻痺状態にする能力。確かに恐ろしい能力だ。だが――――」


称号『武蔵野弁慶』

獲得条件:生命力が3%以下かつ部位破損した状態で666時間闘い続けること

効果:ノックバック・状態異常攻撃をすべて無効化


「俺にそんなものは効かない」


この称号持つ俺にとっては、そんなスキルはタダの騒音に過ぎない。

俺の不遜な態度に苛立ったのか、スコットが苛立ち気に吼え


「人形が!!」


『金剛』と『HP自動回復』『MP自動回復』でごり押した肉弾戦法を繰り出す。

それに対し、俺は次元収納から剣を取り出し、逃げながら攻撃を与え続ける。

端から見れば俺が不利なように見え、スコット自身もそう思っていることだろう。

だが、ここまでは俺の狙い通りだった。





☆-----------------------☆

あれから、どれくらい経ったのだろうか?


「猪口才な」


Bランクの格下を中々仕留められず、スコットが『属魔の邪瞳』を発動させるべく、眼を怪しく光らせる。


「させるか!!」


俺は動きが止まった隙を突くように、目玉に向けてウォーター・カッターを放つ。


「ちぃ」


皮膚ではない為。スコットがスキルを中断し、右に避ける。

避けたスコットに俺は剣を投擲する。


「無駄だと言っているだろう」


スコットは避けもせずそれを肌で受け止める。


「そろそろかな」


俺の言葉に答えるように、スコットが俺に飛び掛かろうとしたその時、スコットの足がもつれ、その場に倒れ込む。


「な、何だと・・・」


スコットが何とか立ち上がろうとするが、体が言う事を聞かず地面に横たわったままだ。


「ようやくか。ホントに長かったな」


「お前、何をした?」


「その答えは自分に『生命眼』を掛けてみればわかるぞ」


固体名 『スコット』

種族 ゴルゴン・ネロ LV100

魔石ランク:S

ステータス

 HP:2500/10000

 MP:15000/15000

ST:0/5500

物理攻撃値:20000

 物理防御値:40000

 魔法攻撃値:35000

 魔法防御値:40000

 敏捷値:20000

スキル

 『夜目』『縮地』『瞬発』『状態異常無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『属魔の邪瞳』『回復魔法(上級)』『威圧』『金剛』『生命眼』


自分のSTが0になっていることに築いたスコットに俺は得意げな笑みを浮かべる。


「これは・・・・」


「自分の雌たちに任せて碌に狩をいてこなかったであろうお前にとってST値は、空腹を知らせる数値でなかったかもしれないから、教えてやるよ」


「ST値は活動限界を表す数値であり、これが0になった者は、動けなくなり、HPとMPが急速に減り続けるんだそうだ」


召喚されて日が浅かった頃に教わった知識を解説する俺に、スコットがギリっと奥歯を鳴らす。


「無意味なカウンターを繰り出していたのは、このためか」


「あぁ、人形である俺と違い、お前は動けば動くほどST値が減っていき、活動限界が訪れ、動けなくなると踏んでいた」


「小賢しい真似を」


「人形ならではの戦法だと言ってくれよ」


「さて、質問に答えたんだ。今度は、俺の質問に答えろ」


その言葉に、スコットが諦めたように溜息をつく。


「・・・何が知りたい?誕生日でも教えてやろうか?」


スコットの軽口を無視して、俺が問いかける。


「答えろ。お前等も、魔王によって人から魔物にされた被害者なのか?」


その言葉に、スコットが目を見張り、ククと可笑しそうに笑う。


「何が可笑しい?」


「・・・・あの女、最後まで自分は人間だと思い込んでいたのかと思ったらおかしくな」


「思い込んでいた?」


「卑劣とはいえ、余を倒した褒美として教えてやる。余らは、人から魔物になったのではない。魔物に人間の知能を植え付けられたものだ」


「魔物に人間の知能を植え付けられたもの?なぜ、そんなことを?」


「遺産を守る為だ」


「遺産?誰の?」


「『ゼノビア』だ」


俺はその単語でクソ野郎の言葉を思い出す。


―・・・・僕は魔王『ディノバルト』。超古代文明『ゼノビア』、その王の血を色濃く受け継いだ僕が、異世界から来た外来種ごときに負けるわけがないだろう―


「あの糞野郎のご先祖様が、守らせたからには、相当価値があるものなんだろうな」


「さぁな。知りたければ、直接その眼で確かめればいい」


「あぁ、そうさせてもらう」


鬼畜魔物であるコイツ等に守らせるんだ。

あの糞野郎倒すのに、役に立ちそうだ。

俺はウォーター・カッターの銃口をスコットの口に照準を合わせる


「この階層は、あとどれくらいある?」


その問いにスコットは唇を釣り上げて嘲わらう。


「あと98層だ。絶望しろ。痴れ者が」


「するか。馬鹿が」


俺が放ったウォーター・カッターがスコットの減少し続けるHPを一気に0にした。


<固体名・犬井巧のレベルが38になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが39になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが40になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが41になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが42になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが43になりました>

<固体名・犬井巧のレベルが44になりました>


脳内に流れるアナウンスを聞き流しながら、俺は広間の壁に出現した階段を一瞥する。


「それじゃぁ、次の階層を突破する為に、俺の糧になってもらおうか」


スコットたちの遺骸を次元収納に回収した俺は、階段の横に


「錬金」


即席の工房を創る。

己をアップデートする為に。


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