放浪者-11 『タダの魔物じゃない』
連日投稿ってやっぱり疲れますね
「・・・・随分とまぁ偉そうなのがいたな」
大広間に積まれた黄金や宝石、魔道具の山の上にどくろを巻いていた巨大な人面蜥蜴 ―体長20mの巨大な体躯に髭ずらの太々しい男のような顔を張り付けた魔物― が眠そうな瞳を開ける。
俺は、早速『世界眼』を発動させる。
固体名 『スコット』
種族 ゴルゴン・ネロ LV100
魔石ランク:S
ステータス
HP:10000/10000
MP:15000/15000
ST:5500/5500
物理攻撃値:20000
物理防御値:20000
魔法攻撃値:35000
魔法防御値:20000
敏捷値:20000
スキル
『夜目』『縮地』『瞬発』『状態異常無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『属魔の邪瞳』『回復魔法(上級)』『咆哮』『金剛』『生命眼』
おお、アレクシア並みのステータス。
スコットが自分と同じように地面に寝そべっていた3体に目を向けると、3体の巨大人面蜥蜴 ―体長20mの巨大な体躯に自由の女神を凶悪に歪ませたような顔を張り付けた魔物― がその巨体を起き上がらせる。
固体名 『レイシー』
種族 ゴルゴン・ゾーラ LV100
魔石ランク:S-
ステータス
HP:5000/5000
MP:15000/15000
ST:5500/5500
物理攻撃値:18000
物理防御値:8000
魔法攻撃値:20000
魔法防御値:8000
敏捷値:28000
スキル
『夜目』『縮地』『瞬発』『石化無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『石化の呪瞳』『回復魔法(上級)』『上級回避術』
固体名 『ジュリー』
種族 ゴルゴン・ゾーラ LV100
魔石ランク:S-
ステータス
HP:5000/5000
MP:15000/15000
ST:5500/5500
物理攻撃値:18000
物理防御値:8000
魔法攻撃値:20000
魔法防御値:8000
敏捷値:28000
スキル
『夜目』『縮地』『瞬発』『麻痺無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『麻毒の呪瞳』『回復魔法(上級)』『上級回避術』
固体名 『エレクシア』
種族 ゴルゴン・ゾーラ LV100
魔石ランク:S-
ステータス
HP:5000/5000
MP:15000/15000
ST:5500/5500
物理攻撃値:18000
物理防御値:8000
魔法攻撃値:20000
魔法防御値:8000
敏捷値:28000
スキル
『夜目』『縮地』『瞬発』『睡眠無効』『HP自動回復』『MP自動回復』『睡魔の呪瞳』『回復魔法(上級)』『上級回避術』
「ネームド・モンスターが3体って、ホントクソゲーだな」
俺の悪態にエレクシア、ジュリー、レイシーが鋭く目を細めるのに、対しスコットはニヤニヤ顔を浮かべてその場から動かない。
雌に働かせて、自分は動かないって、ライオンか。お前は。
まぁいい。まずは確認だ。
もし、アレクシアや俺と同じように、この3体も人から魔物にされた口なら言葉が通じるはずだ。
「・・・・お前等、言葉が通じるか?もし、通じるなら話し合いをしたい。こう見えて、俺は平和主義者なんだ」
それに対して、スコットは嘲笑を浮かべ、エレクシア、ジュリー、レイシーが夫(?)の意図を組んだかのように、口裂け女みたいに裂けた大きな口を開かせて俺に一斉に襲い掛かる。
「そうかよ。ならその口はいらねーな」
俺は『次元収納』から、お手製の手榴弾を3つ取り出し、バックステップに合わせて、3体の口元に投げつける。
「「「グギャァァァァ!!!!」」」
固体名:爆裂弾
分類:UNKNOWN
制作者:犬井巧
物理攻撃値:6000
耐久度10
付与スキル:『燃焼(強)』
その瞬間、3体の口内から爆発が起こり、悲鳴が広間に響き渡る。
「うまいだろ。アレクシアの『鱗粉』で作ったお手製の手榴弾だ」
俺はすかさず、両指からはウォーター・カッター、背中に接合した後輪から呪瞳のフルバーストを放つ。勿論、『アドルフ・ヒトラー』の精神攻撃を付与することを忘れない。
固体名:呪瞳の天輪
分類:UNKNOWN
制作者:犬井巧
魔法攻撃値:6000
耐久度:2200
付与スキル: 『燃焼の呪瞳』、『睡魔の呪瞳』、『麻毒の呪瞳』、『猛毒の呪瞳』、『盲目の呪瞳』、『爆撃の呪瞳』、『雷撃の呪瞳』、『海撃の呪瞳』、『闇撃の呪瞳』、『地撃の呪瞳』、『植撃の呪瞳』、『耐呪』
ウォーター・カッターだけでなく、強力な状態異常攻撃と魔法攻撃を受けた3体が藻掻き苦しみながら、そのまま絶命する。
「100レべのSクラスを瞬殺って、我ながら恐ろしいものを創ったものだな」
自分の才能が怖いわ。
思わず自画自賛する俺に対し、妻が瞬殺されたことに驚くスコット。
そして・・・・
「・・・なぜだ。人形」
「・・・・やっぱり、しゃべれんじゃねーか。お前等」
「答えろ!!呪瞳を乱発して、なぜその後輪は壊れていない!!」
本来、疎か言葉を発せない魔物が言葉を話す。
これで確定だ。
アレクシアを含め、この谷底にいるネームド・モンスターは、人語を話す程の知能を持っていている。
「正当防衛されたからって、キレんなよ」
「いいから、答えろ!!薄汚い出愚人形!!」
妻を瞬殺されたからかそれとも、格下のBランクの生意気な態度に腹を立てたのか。
あるいは、その両方かスコットの顔を憤怒に染まる。
埒が明かないと判断した俺は肩を竦め、自身の背中に接合された巨大な輪に設置された呪目を指さす。
「コイツだよ」
俺はこのフロアで拾った鉱石をスコットに見せびらかす。
「それは耐呪鉱石」
固体名:『耐呪鉱石』
説明:その名の通り、あらゆる呪いに対して耐性を持つ希少な鉱石。
付与スキル:『耐呪』
スキル:『耐呪』
説明:呪いに対する損傷を100に抑える。
「そう。この後輪には、コイツをコーティングしている」
最も、希少な鉱石であるが故にコーティングに必要を確保するのに苦労したがな。
「・・・・なるほどな。だが、耐呪鉱石は無効ではなく、耐呪。使用回数には限界がある。違うか?」
その通り、フルバーストはもう使えない。
まぁ、スコットには『状態異常無効』がある以上、『燃焼の呪瞳』、『睡魔の呪瞳』、『麻毒の呪瞳』、『猛毒の呪瞳』、『盲目の呪瞳』は使うつもりはないがな。
「そっちの質問には答えたんだ。コッチの質問にも答えてくれないか」
ドヤ顔をするスコットに俺は問いかける。
「これからスクラップになるお前に言って余に、得があるのか?」
答えないつもりはないとばかりに、スコットが立ち上がる。
その姿に俺は舌打ちし、バスターソードと突撃槍を構えた。
評価とブックマークが欲しいこの頃です




