放浪者-10 『職人泣かせの魔物』
ここらで、一回統一しようと思い、過去回の鑑定結果を修正しました
『リビングアーマー』
ランク:C+
説明:武器を使用したポイズン・ドールの進化形態
怨霊系の攻撃を得意とし、敏捷性が遅くなる代わりに攻撃・防御に優れた騎士型人形。
『解体人形』
ランク:C
説明:武器を使用したドール系のモンスターの進化形態
4本のアームを背中から生やした小柄な人形。 攻撃特化型で、基本ステータスが弱い。
『ゴースト・ドール』
ランク:C
説明:ポイズン・ドールの進化形態
魔法に精通する人形。 知能が高い代わりに、基本ステータスが弱い。
『デットーイ・キマイラ』
ランク:C+
説明:武器を使用したドール系のモンスターの進化形態
3つの頭部と6本の腕を持つ歪な玩具人形。高い攻撃能力と防御能力に優れているが、足が箱に詰まっていることから敏捷能力が皆無。
『黄巾力士』
ランク:B-
説明:ドール系のモンスターの特殊進化形態
雷属性の攻撃を得意とし、攻守ともに優れた希少なゴーレム。
特殊進化という響きと解説、そしてランクを見て無事『黄巾力士』に進化した俺は、即席の拠点で自身の体を見下ろす。
ゴーレムというだけあって、ポイズン・ドールより二回り体が大きく、イエローダイヤモンドで出来た硬質な腕や足が力強さを匂わせる。
だが――――
敏捷度が掛けたような気がするな。
選択を間違えたのでは?と不安に駆られた俺は、急いで『世界眼』を使用する。
固体名 犬井巧
種族 黄巾力士 LV1
魔石ランク B-
残機3/3
職業 バトルクラフトマン
ステータス
HP:6000/6000(UP)
MP:6000/6000(UP)
ST:∞
物理攻撃値:6000(UP)
物理防御値:6000(UP)
魔法攻撃値:6000(UP)
魔法防御値:6000(UP)
敏捷値:6000(UP)
スキル
『自動修復』『自動魔力回復(NEW)』『魔石消費』『パラライズ(大) )』『ポイズン(大)』『スリープ(小)』『世界眼』『上級斧術(NEW)』『上級剣術』『上級ハンマー術(NEW)』『上級ナイフ術(NEW)』『上級槍術(NEW)』『精神統一』『上級狙撃術』『上級弓術(NEW)』『上級盾術(NEW)』『サーチ』『マッピング』『次元収納』『錬金』『夜目』『遠視』『痛覚無効化』 『サライ』『睡眠無効』『無尽蔵』『霊眼』『毒薬合成』『雷鳴魔術 (下級) (NEW)』『斧聖術(NEW)』『剣聖術(NEW)』『ハンマー聖術(NEW)』『ナイフ聖術(NEW)』『槍聖術(NEW)』『狙撃聖術(NEW)』『弓聖術(NEW)』『盾聖術(NEW)』『上級鎌術(NEW)』『鎌聖術(NEW)』『上級騎乗術(NEW)』『騎乗聖術(NEW)』『上級棍棒術(NEW)』『棍棒聖術(NEW)』『上級棒術(NEW)』『棒聖術(NEW)』『初級回避術(NEW)』
称号
『武蔵野弁慶』『グレゴリー・ラスプーチン』『アドルフ・ヒトラー』『ネロ・クラウディウス』『呂布奉先』
どうやら、杞憂だったようだ。
流石はランクB-。
全体的にすべての能力値が上がっている。ただ・・・・
「これは、どういうことだ?」
武器系統スキルが全部聖術まで、入手されている。
しかも騎乗術や鎌術なんて、初級も持っていなかったのに
なんで?
スキル蘭になぜか追加されている武器系統スキルに疑問を抱く。
「まさか・・・・」
俺は、新たに追加された称号『呂布奉先』を調べる。
称号『呂布奉先』
獲得条件:以下の条件を達成すること
・単体で1000体以上の魔物を討伐すること
・単体で7日以上魔物との激闘を繰り広げること
効果:すべての武器系統スキルと騎乗系統スキルを聖級まで入手できる
「やっぱりお前か」
称号のぶっ壊れ能力に改めて感服した俺は、取り外していたウォーター・カッター、ウォーター・ジェット、長爪を新調しようとして手を止めた。
「・・・・折角、すべての武器系統スキルが聖級になったんだし、全系統の武器を使える仕様にするか」
俺は『次元収納』から取り出したアレクシアの遺骸を素材にして
「錬金」
武具を生成していった。
☆---------------------------------☆
右手に蟷螂と蜂の遺骸で作ったバスター・ソードを、左手に騎士の遺骸で作った突撃槍。
踵と足裏にはウォーター・ジェットと蟷螂の遺骸で小斧
鎧はアレクシアと騎士の遺骸を素材に作った金色の鎧。
因みに、ウォーターカッターは両指に内蔵済だ。
固体名 犬井巧
種族 黄巾力士 LV1
魔石ランク B-
残機3/3
職業 バトルクラフトマン
ステータス
HP:6000/6000
MP:6000/6000
ST:∞
物理攻撃値:10000
物理防御値:12000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:12000
敏捷値:6000(通常時)、13500(一時加速中)
スキル
『自動修復』『自動魔力回復(NEW)』『魔石消費』『パラライズ(大) )』『ポイズン(大)』『スリープ(小)』『世界眼』『上級斧術(NEW)』『上級剣術』『上級ハンマー術(NEW)』『上級ナイフ術(NEW)』『上級槍術(NEW)』『精神統一』『上級狙撃術』『上級弓術(NEW)』『上級盾術(NEW)』『サーチ』『マッピング』『次元収納』『錬金』『夜目』『遠視』『痛覚無効化』 『サライ』『睡眠無効』『無尽蔵』『霊眼』『毒薬合成』『雷鳴魔術 (下級) (NEW)』『斧聖術(NEW)』『剣聖術(NEW)』『ハンマー聖術(NEW)』『ナイフ聖術(NEW)』『槍聖術(NEW)』『狙撃聖術(NEW)』『弓聖術(NEW)』『盾聖術(NEW)』『上級鎌術(NEW)』『鎌聖術(NEW)』『上級騎乗術(NEW)』『騎乗聖術(NEW)』『上級棍棒術(NEW)』『棍棒聖術(NEW)』『上級棒術(NEW)』『棒聖術(NEW)』『初級回避術(NEW)』
称号
『武蔵野弁慶』『グレゴリー・ラスプーチン』『アドルフ・ヒトラー』『ネロ・クラウディウス』『呂布奉先』
完全武装した俺は、アレクシアの死後突然出現した階段の前に立つ。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか」
当初は、上層で飛行系スキルを得ようと考えていたのだが・・・
―「・・・・・・お見事です。私と同じく人から魔物になった者よ」―
アレクシアが残した最期の言葉がまるで呪いのように頭にこびりつき、下層へ降りることにした。
「人間を辞めてもこういう好奇心は抑えられないらしいな」
真っ暗な闇に閉ざされ、不気味な雰囲気を醸し出した階段へと歩を進めた。
足裏が小斧なので、最初はぎこちなかったが
「慣れてくるとそうでもないな」
今ではそこまで苦では、なくなってきた。
☆---------------------------------☆
「やっぱり、暗いな」
改めて『夜目』をもっていてよかったと安堵する俺の視界に、何かがキラリと光った。
俺は咄嗟に左手に持った突撃槍をそれに投げつけるも、それはスルリと躱してしまう。
「・・・・蜥蜴か?」
体長二メートル程の灰色のトカゲが壁に張り付いており、金色の瞳で俺を睨んでいた。
と、その時、その金眼が一瞬光を帯びた。
次の瞬間、
「ッ!?」
俺の左腕がビキビキと音を立てながら石化を始める。
腕の石化は進んでおり既に上腕部まで侵食していた。
「クソが」
俺は舌打ちしながら、自身の左腕をバスターソードで斬り落とす。
人間だった時なら、絶対にできなかったな。
固体名 なし
種族 ストーン・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:300/300
MP:7000/7000
ST:500/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『石化の呪瞳』『上級回避術』
高い敏捷能力と石化の一撃必殺特化のモンスターか。
「いきなり、左腕を切り落とされるとは。流石は下層。やってくれる!!」
俺は、バスターソードを放し、五指を蜥蜴に向けた。だが・・・・
「は!?」
蜥蜴も俺の左腕同様、石化していた。
呆気に捕らわれる俺を他所に、蜥蜴の体はものの数秒で石化させるとバリッと音を立てて砕け散らせた。
もしかして、あの『石化の呪瞳』って、相手を確実に殺す代わりに自分も死ぬ自爆技だったのか
「たちわりぃな」
しかも、石化したせいで素材もなしときたものだから、最悪といっても過言ではなく、俺は、装備を修復するべく踵を返す。
「下層へきてまだ1分、2分しか経ってないのに、早すぎんだろ」
何事も安全に越したことはないので、俺は渋々上層へと逃げ帰った。
☆---------------------------------☆
装備と左腕を修復した俺は、改めて下層へと降り立つ。
上層にいた以上に気を張り詰めながら、俺は探索を続ける。
俺の視界にキラリと光るものが映る。
「させるか!!」
俺は左腕の人差し指からウォーター・カッターを放ち、何体目かの蜥蜴を仕留める。
「流石に慣れてきたな」
敏捷性と自爆技を除けば、蜥蜴は只の雑魚モンスターに過ぎない。
慣れれば、こんなものだろう。
俺は蜥蜴の遺骸を『次元収納』に収めた後、近くの壁に手を当て錬金を開始する。
特に問題なく壁に穴が空き、奥へと通路ができた。
俺はいつものように連続で錬金し、六畳程の空間を作った。
「さて肉体と武器のアップグレードを始めるか?」
俺は、複数の魔物の遺骸と途中で拾った鉱石を次元収納から取り出す。
「『石化の呪瞳』か。アレクシアの『閃撃の邪眼』みたいに瞳に埋め込みたいが、石化耐性ないしな」
俺はポッカリ空いた空洞に埋まったアレクシアの邪眼に触れる。
「石化の邪眼! とか中二心が擽られる技やってみたかったんだけどな……」
アレクシアの鱗粉で使った手榴弾みたいに、爆弾にするか。
いや、眼を潰して効力を得られるか。
かといって、皮や牙は雑魚すぎて、今の俺にはゴミにしかならない。
使い道に困る蜥蜴の遺骸から目を逸らした俺は、他の魔物を確認する。
「コイツ等も苦労して回収したはいいけど、どうしようかな」
固体名 なし
種族 ファイアー・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『燃焼の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 スリープ・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『睡魔の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 パラライズ・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『麻毒の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 ポイズン・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『猛毒の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 シール・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『盲目の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 ボマー・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『爆撃の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 ボルテック・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『雷撃の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 シー・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『海撃の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 ダーク・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『闇撃の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 アース・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『地撃の呪瞳』『上級回避術』
固体名 なし
種族 ウッド・リザードLV1
魔石ランク:B
ステータス
HP:0/300
MP:0/7000
ST:0/500
物理攻撃値:1000
物理防御値:1000
魔法攻撃値:6000
魔法防御値:1300
敏捷値:14000
スキル
『夜目』『植撃の呪瞳』『上級回避術』
そう。コイツ等すべて、蜥蜴もといストーン・リザードの亜種で、強力な自爆技と敏捷値以外取り柄のない外れ素材である。
「なんで、此処はこんなピーキーな魔物しかいねーんだよ!!」
職人泣かせの素材たちに俺は思わず頭を抱えながら叫んだあと
現実逃避ぎみに拾った鉱石を鑑定する。
どれも微妙なものばかりで落胆する俺の瞳にあるものが映る。
「これは・・・・」
思わぬ掘り出し物に俺は思わず、眼を輝かせた。
異色のストーリーになっていると嬉しいな




