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荒事エージェンシー  作者: 夕霧
職業逸話
2/3

Candy time

今回も残酷な描写はないです。

ちなみにサブタイトルの「Candy time」はお菓子の時間という意味です。


「そういや、キノコ頭と京一は?」

玲はショートケーキの苺をフォークに刺して、言った。

「京一さんは事件の資料探してて、晴君は奥で依頼された情報調べてる。

後でケーキ持っててあげたらいい。伊川君の挨拶も含めてな。」

類は優斗に笑い掛けると、

「わたしが選ぶ!」

と、エリカは机から乗り出して、箱の中にあるケーキを選び出した。

「どうぞ。」

エリカからケーキの乗ったお皿が草薙に手渡される。

「じゃあ行こっか、優斗君。」



コンコン

「京一さ~ん。晴さ~ん。優斗君、連れてきました~よ。」

草薙が扉越しに呼び掛けると、扉がゆっくり開いた。

「よっ!」

黄髪で小柄な男が出迎えた。

メッシュ素材のグレーのパーカーに身を包み、肌は色白だ。エリカのように外国の血が入っているのではないようだから、単純に外に出ないだけだろう。

「君が優斗かい。僕は都築晴。ここで情報屋みたいなのをやってる。まぁ、情報提示料は貰った試しが無いけど。」

晴はボソボソと小言を言うと、草薙からケーキを受け取り口に運んだ。

「そう言っていても、いつも仕事してくれるだろ。」

「だってそれはいつも京一が無理矢理押し付けるからだよ。」

奥から現れたのは長身の男だった。恐らく、優斗が今日会った中で一番高いだろう。

黒髪で耳の近くは刈り上げられていて、白いシャツに黒いジャケットを羽織っている。

「矢神京一だ。主に殺人の依頼を受けている。」

「さ、殺人!?」

思わず叫ぶ。

「そうだよ。エリカからこの課の説明うけなかった?」

「あ、はい。」

晴は困ったように盛大な溜め息をついて

「此処の主な仕事は政府から依頼された荒事を処理している。京一の言ったような殺人、不正の証拠探し、スパイ...

一般企業からの依頼もあるけど、よほどの難題ばかりだよ。何しろ表向きにはないってことになってるからね。それで、僕達の希望を満たす条件と必要であれば大量のお金が必要になるわけ。

此処に居るのは、スペシャリストばかりだからね。」



都築晴   異能力「Handpiece on the data」

         (データ上の手駒)


矢神京一  異能力「完全立証」

結構、英語が多かったですね...

別に日本語ではかっこよくない言葉を英語にすると、大体かっこよくなるので、ネーミングセンスない私は重宝しています。

意味は毎度書くつもりですが、よく出ると思うので、御了承下さい・・・

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