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Chapter9『達成使いは夢を見る⑨』

 〔おおおおおっ⁉︎気付きやがった…!〕

 〔気づいてる…よな…目ェ合ってるし…〕

 〔さ、どうするかな…〕


 前にこいつの戦闘データを見たが…

『いっかいも「勝ち」はなかった』

『そのかわり「負け」もなかった』


 …逃げても無駄って能力があることから推測するに回避能力かと思ったが違うようだな。

 とりあえず場所がバレたのは…


 ササッ


 動けば解決だ

 残念ながらこのステルススーツは音を出さない

『氣』を読めるなんかの達人でもないと認識できないんだよ…


「だからそれもいつものパターンなんだって」


 〔…?〕


 話しかけられた。

 おかしい。バレたか?

 でもどうやって?


 女教師美樹 巴は混乱していた。


 〔もうわっかんねえなこれ…〕

 〔ステルスが効かない?〕

 〔攻撃は当たらない?〕

 〔でも普通の人間?〕


 〔…まさか、『達成』使いか?〕

 〔おいおいまじかよ〕


 〔負荷能力持ちの達成使いってそりゃあ…〕

 〔人間じゃ勝てない相手ってことじゃねえのか?〕


 負荷能力→自分にデメリットしかない能力


 〔そんなやつ初めて見…いや『生徒会長』がいたか〕


 〔まあいい〕

 〔そんなやつと戦えるチャンスは一生に一回ぐらいだろう…それに、封印を解く自信があるってんなら…〕

 〔仕事として実力を確かめなくてはならない〕

 〔そして何より…〕

 〔『剛水球』で顔潰してみたいイケメンなんだよな〕


 〔『特大』とか『高速』とかじゃだめだろうな〕

 〔だからこれで行こう〕


 〔全域:剛水k『出来る』『出来ない』〕

 〔…?〕

 〔全域ご『敵わない』『薙紫 紅は死ぬ』〕


『美樹巴は薙紫紅に勝てない』『あの面はぶっ飛んで教室は血に染まる』『剛水球は当たらない』


 〔?????????〕

 〔な…なんだ?これ?この声…なんだ?〕


「発動したみたいだな」


 〔?????〕

 美樹巴は自信に満ち溢れているから勝てる薙紫紅は絶対に負けない美樹巴の人生に負けは存在しない薙紫紅は豆腐の角に当たって死ぬ美樹巴など相手にふさわしくない薙紫紅なんて敵じゃないだってやつはただのヒョロガリの高校一年生美樹巴に勝ち目は無い

 〔な…なんだ⁉︎わたしの思考が…おかしい⁉︎〕


「達成『感情無効』」

「ていねいに解説したげよっか?」


 〔な、なめやがって…!〕


「あ」

「でもその前に」

「時間が無いからさっさと倒させてもらう」

「1分しか経ってないけど」


 〔お…大人を…〕


「!」

「大人を舐めるなよ!」


 来た。

 …奴の場所はわかった。


 人はどれだけ強くても、人は平和を望む。

 例えば最新鋭のステルスがあっても…

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