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scrum15『燃え上がれ!天角学園体育祭!⑮』

 ああ…みんな俺の事忘れてるだろーな…

 しゃあないか……

 …今…どんくらいだろ…画面消えたな…

 辛い…苦しい…


「!」

「おーい紅ー!早くー!」

「あ!時破田!」


 なんだ!もうこんな所だったのか!


「速くー!疾くー!」

「わかった!いm『どけやどけやー!』

「⁉︎」

「お、薙紫じゃん!」

「一周遅れお疲れさん!」


 カチン


「…林道君…俺はまだ君には負けてない」

「言うだけ言ってろ!じゃあな!」






「《ステイ》」




 ズンッ!!!!



「…⁉︎」

「か、体…が…」

「うご…」


「君の行動はライブ中継で見てたよ」

「全く…報いを受けるまでそれは解かない!」


「え…⁉︎」



「薙紫選手!やっとゴール!」

「時破田選手にバトンが渡される!」




「お、おい…ほってくなよ!」

「…貴様…」

「げ」

「さっきはよくも殴ったな…」

「ご、ごmバキッ!!!!


「あう〜…」

「おっさき!」

「…あ!」


「〜!」

「くっそー!」

「…」

「もう暴力はやめよ…」



「そうよ、それでいいのよ」


「…」

「⁉︎時破田⁉︎」

「じゃおっさきー」

「ううううそだろお前!あ、動いた!」

「まちゃーがれーええええええ」



「三名、ほぼ同時にゴール!」

「時破田心裏、速すぎる!」



「リリー、頼んだ!」

「任せて心裏ちゃん!」


「あおつっちー!」

「…全くあんたって人は…」

「仕方ない、僕様も本気で行くか…!」


「蛇原!ごめん!」

「いいっていいって!気にすんな!」


「第三走者はリリー・シエル、青土時雨、蛇原昇です!」





「【凍結】!」

「【塞凜波動】!」


「…すっげえな…異能力者って奴は…」

「俺はそんな力ないや」

「だが!」


 グンッ


「!」

 3組の蛇原…追いついただと?

「負けるとは言ってない!」


 ーーー

「ごめん時破田」

「いいよいいよ」

「俺がもっと速ければ…」

「しゃあないよスペックは高校生なんだから」

「50km完走おめでとう!」

「うう…」


「…それはそうと」

「リリーは大丈夫かな?どう思う?」

「うーん…」

「あの子は自信あるみたいだけど」

「正直あの子そんなに速く動けないと思う」


「そうだな」

「それについては俺も同感だ」

「今のリリーは速くない」


「でもリリーに関してそれはマイナスじゃない」

「…え?」

「実は人助け部設立の時に調べさせてもらった」

「お前達2人の生い立ちを」

「…」

「時破田、お前はよくあるタイプだ」

「才能に苦しめられる少女だな」

「でもリリーは違った」


「お前もリリーが魔女村育ちなのは知ってるだろ」

「うん」


「リリーは本来最優秀だったらしい」

「…え⁉︎」

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