remember6『夏型の春告げ鳥達⑥』
七徳ナイフは1番強い武器だから殺せる薙紫紅にとってこれくらいなんでもない自分を信じろ薙紫紅に敵うかいいや敵わないこのナイフはこう見えて鉄板も切れるほどの有能薙紫紅に楯突いたのが終わりだったどうあっても殺す殺 せ な い
「う、うおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎」
「…そんな言うほどキツイか?」
「確かに『可能不可能同時』は思考も多いけど…」
「…」
薙紫紅は振り返った。
「これで最後はあんただな、間埴さん」
「…えへっ」
「『蹂躙タイム』もここまでよ薙紫紅」
「えへっ」
「何故なら先の4人との対戦を見て…」
「弱点を見つけたからぁ!」
「…?」
〔弱点…クレナイに?〕
「それはぁ…」
「これよぉ!」
ガシッ!
「!」
「リリー!」
間埴那覇美はリリー・シエルを人質にとった。
「あっはははは!」
「そう!あんたの弱点は仲間!」
「ポスターは見させてもらったわよ!」
「!」
あの部員勧誘のポスター…
「あんなの」
「仲間が弱点ですって言ってるようなもんよ!」
「い…」
「今すぐそいつから離れろ間埴さん!」
「殺されるぞ!」
「ばっかねぇあなたが負けを認めるまで殺さな…」
「…」
「え?」
「そいつから離れろ!」
「…そいつから離れろ?」
「おい」
「なーに触ってんだ⁉︎」
「お前…」
リリー・シエルからオーラが溢れ出す!
綺麗な白銀の中に、ドス黒い何かが蠢く。
「…こ、このオーラは⁉︎」
「リリーやめろ!抑えろ抑えろ!」
「…お前にだけは」
「言われたくねーよクレナイいいいいい!!!!」
「間埴さん!逃げろ!」
「…な、なにが…」
「まはになはみ」
「監禁を楽しむような腐った思考回路おお…」
「猿レベルにまで退化させてやんよおおおおおおおおおおおお!この私の【絶対零『黙れ』『うるさい』
また暴走しやがったないいかげんにしろそんなんだから封印されるんだろダメ魔女ばーかばばばーかばーか
眠い
「…」
Zzz…
「あー!!!!」
「危なかった…」
「な…なにが…」
「能力の暴走」
「リリーは能力に振り回されてんだ」
「危なかったな、あやうく退化するとこだったぜ」
「ひ…ひいいいいっ!!」
「…何はともあれ、これで5人終了か」
「…ああ、疲れた」
「特に最後!!」