ghost80『僕達はダーク・バランス⑱』
ヘジテイトブレイクの欠点。それは、
相手の魔法とビーズの性質が同じになること。
わかりやすく言うなら、つまり、
『魔法使い』と『魔法』が同じ場所にある。
自分の体へ負担がかかる魔法なら、
ビーズはその負担までもをコピーしてしまう。
だから破壊できる。
椎名冬空はまだこれに気づいていないが、
剣はバリアを貫通した。
「な…そんな…⁉︎」
魔法の剣を寸止めされている暁紗里には、
何が起こったかわからなかった。
「…動かないでね暁さん」
「こっちはもうバリアを克服した」
「そして天変地異の用意はできてるんだ」
嘘だけど
なんだ?さっきの
本気で攻撃したらバリアが破れた?
許容範囲が決まってるのか…?
にゅっと。夏枷遊華が起き上がる。
「…まあ、そういうことだな…」
「ふゆりん、お見事だ」
「ユーカ」「大丈夫なの?」
「うんにゃ、歩くので精一杯だ」
笑顔は消える。
「…紗里よ、さあどうする」
「…どうするって?」
「貴様の人生において」
「適当で済む期間は終わったようだが」
「…」
屈辱的な一言。そして、
屈辱的な体験。彼女にはこう聞こえるのだ。
お前は天才じゃない
所詮努力が必要な雑魚だ
今までは下を見て粋がっていただけ
お前にはなんの素質も無いし
お前にはなんの才能も無い
お前に出来ることは
お前にしかできないことじゃない
誰にでも努力すればできる普通のことだ
お前は低レベルにいる。
彼女は決意した。
「…違う…」
「私は…『一番』なんだ」
「適当に勝てる、それこそが私なんだ」
「お前らみたいなステレオタイプじゃない」
「私は特別だから努力なんて必要ないんだ」
「私が本気になれば、お前らなんか!」
「…ふぅ…では見せてみよ」
『無詠唱』
RhjxhhcjjyfdfjmogdejkvfhgfghggjgjffydddeegkkvfdsfhswfjjdjjvjkufjkjvijkhjonkhjkgjhhibijoawxswdddwwtawrtyeyurudxssssssedssfdsfrfdfddgdfyfdfjbndvuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuufyddgdddDrghfcvhdFfaFfcTggfghdsReecgfgtFFdghbtfgFtghhHsjebsjdvevjdvsnsixdvjdjdsbdjgdudsjibshdudhsjdgsshdgsjdhdvwM
「貴様の本気で私の本気を止めてみせよ」
「調子こいてんじゃねぇぞこの浮花浪蕊が‼︎」