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ghost65『僕達はダーク・バランス③』

「…つまり思考異常者には脅威ではない」

「なぁんだ」


 ーーーー


「いやぁひさしぶりね薙紫君!」

「よくわかりましたね…」

「貴方の白髪混じりの髪は忘れようが無いわ」

「ははっ…覚えていただき恐縮です」


「で、なんでこんなところにいるんですか」

「ここは貴女が来て良い場所じゃない」

「…」

「そうね、言ってなかったけど…」


 城之内智子の手のひらに、

 何か妖精のような生物が。


「!」

「先生、能力者なのよ」


 ーーーー


「なー、槍ー、」

「あの人らのストーカーすんのか?」

「うん」「そうだね」

「『祐樹』、ごめんだけど待っといて」

「じゃあ映画見てくるわ」

「いってらっしゃい」

「僕はメモで忙しいんだ…」


 ーーーー


 僕達はダークバランス二話


 薙紫紅は謎の女に着いて行き、

 エステの店?に入っていった。

 振る舞いから察するに、

 あの謎の女の店のようだ。

 それにしても、あの女、能力者のようだが、

 さっきから殺気を感じるのは何故だろう?


 ーーーー


「ふふ…さっきと殺気…ふふ…」

「…いや、そんなことより…ふふは」

「どうやら薙紫紅は気づいてないみたいだ」


 これはあくまで気まぐれだけど、

 僕の防御なら守ってやれる。

 しかしそれをすると庵内さんに怒られる…

 いや、あの人死んだんだっけ?

 あ、違うわクリムゾン感情を食らったんだ。

 うーん迷う。

 薙紫紅についとけば身の安全は保証される…

 でも、庵内さんといた方が色々楽…

 薙紫紅はなんかいちいちウザい…

 庵内さんはいちいちうるさい…

 うーん。


 ーーーー


「…ダーク・バランスってどういう意味?」

「『必要悪』じゃ」

「必要はネセサリーなんとかじゃないの?」

「うむ。必要はネセサリーじゃな」

「だから差別化したいんじゃろ」

「悪によってバランスを取る者」

「って、感じかのう」

「…どゆこと?」


「例えば嫌われ者がいれば他は団結する」

「いじめがあればいじめっこは団結する」

「てことじゃ」

「悪役に回って他全員を敵に回す」

「それが良いことと錯覚し…もしくは」

「そのポジションに甘んじているのじゃ」

「…と、聞いた」


 ーーーー


「エステですかー」

「ええ…結構繁盛してるのよ」

「教師の経験は活かせなかったけど」

「ははは…」

「先生はどんな異能を…?」

「回復魔法『ストライドヒーリング』」

「⁉︎」

「?」

「…あ、ああ、ストライド…」

「似てるんでちょっとびっくりしました…」

「はい、うつ伏せになってねー」


「しかし懐かしいですねあの頃」

「先生の前じゃ俺も単なるマセガキでしたよ」


「そうね」

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