表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
162/196

ghost59『俺達はシャイニング・オーダー④』

「どうしようもない弱さ」

「人間にはそれがある」

「努力を消せば」

「つまり格差を消せば」

「それを気にしなくてよくなる」

「だから邪魔をするな」

「これは人類がやっと到達した幸せなんだ」


「違う!」

「お前達はまだ何にも到達しちゃいない!」

「お前達は『庵内湖奈々』を知らない!」


「いおない…?誰のことかは知らんが」

「とにかく、邪魔されるわけにはいかん!」

「『砲台』、『増大』!」

「こいつを…『悪の味方』を潰す!!!」

「あれをやるぞ!」

「「おう!!」」


「《…話を聞いてくれないか》」

「《じゃあもう…》」

「《拳で語るしかねえようだな!!!》」



 シャイニング・オーダーのトップ3は!

 世界でも珍しい、

 超能力と魔法を組み合わせた戦法を使う!

 例えばそれぞれ、『兄弟』、『砲台』、『増大』と呼び合う彼らは、


『兄弟』が超スピードで駆け出し!

『砲台』が後ろから閃光砲で援護!

『増大』も後ろから地を這う斬撃で援護!


 並大抵の能力者では対処できない威力を放つ!

 もちろんそれだけではない!

 シャイニング・オーダーは正義の組織、

 ()()()()()()()()()()

 世界中の人間を使えるのだ。

 これがどういうことを示すかというと、

 戦いなれているということ。これで、


 薙紫紅の勝る点がまた減った。


 人数、威力、速さ、賢さ、経験値、

 全て負けた。

 これじゃあもう終わりだ。
















「《…だなんて》」

「《素敵な感情、俺には無えや》」





『杭』


『召喚』


『☆☆☆☆☆☆☆☆☆(星九つ)』



「《出でよ!!!!》」

「!」


 杭とは。

 土の中に打ち込んで目印や支柱にする長い棒。

 その杭を使った諺がある。


 《出る杭は打たれる》


 まさに、俺の為にあるような言葉だ。

 世の中じゃ、個性は認められないし、

 異端は弾き飛ばされる。だから、

 あいつらのやってることは、ひょっとしたら、

 打たれた杭にとっては救いなのかもしれない。


 でも、だからなんだって言うんだ。


 杭が出なくなったら、

 何も起こらなくなるだろ。

「《…救われるのは今じゃないぜ》」


 杭の一本を、向かってくるミハルに!

 この時、薙紫紅は勝利を確信した。

 今、杭に触った時、感じた物があった。


 魂。

 あの杭にもこの杭にも、俺の魂が入っている。


 “命を世界に預けて”

 “スティグマから力を借りる”

 “それが霊技”


 分割された魂が入っているということは!


「邪魔だ…【シャイニングレイ】!!」


 ミハルと援護の閃光が杭へ向かう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ