ghost57『俺達はシャイニング・オーダー②』
自警団『閃光の騎士』発足。
後のシャイニング・オーダーである。
この頃から、異能犯罪から人々を守る組織だ。
世界規模の組織にまで発展させた当時の首領、
『ウィリアム・ホワイト』はこう語っていた。
「俺達は【輝ける秩序】になりたい。」
悪が生まれるのはルールが悪いからだ。
ルールがより良くなれば、悪は消える。
という考え方の下、自警団は動いた。
確かに社会は明るくなっていった。
が。
だんだん、ちょっと、おかしくなってきた。
過激派が生まれたりするだけなら良かったが、
なんということか。
『楽園思想』というのが広まっていった。
楽園組のリーダーにして天角学園1年4組、
『ミハル・ブラウン』はこう語る。
「俺達は【秩序の必要無い世界】を作りたい」
「俺達はシャイニング・オーダーだ。」
楽園組はそれまで作ってきた秩序を切り捨て、
秩序がなくなることを目指している。
およそ100年ほど。
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「回復魔法ストライクヒーリング」
「能力はまあ、本人に聞け」
「聞いた上で、肯定するか否定するか」
「それは任せるのじゃ」
「問題は『解除方法』」
「もし否定するのなら解除をする必要がある」
「これがなかなか厄介じゃ」
「一発で聞けよ」
「おう」
「あの回復魔法はエネルギーを探している」
「あれの強さはわからんが、もし封印より強かったらと考えた場合、」
「①異能で攻撃しても吸収される」
「そして技の性質的に絶級能力は使えない」
「つまりは、今回能力者の出番は無い」
「じゃが、兵器も駄目じゃ」
「②奴らはやはりバリアを張っとる」
「しかし幸運なことにまだ準備中」
「エネルギー補給中の今、」
「バリアを張れている能力者はたったの5人」
「③その5人を倒してくれれば…」
背に、大量の兵器が。
「④これらを全て撃ち込んで潰せる」
「『霊技』なら吸収されることはない」
「力の源はスティグマじゃからのう」
「⑤白湯奈と青土に1人ずつお願いするとして」
「お主は3人に勝たなくてはならん」
「⑥いけるか?」
「…引き分け師の俺に3回も勝てと」
「勝て」
「…わかった」
「じゃあ見せてやろうじゃねえか」
「《NEW、俺!》」
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みんな、避難した。
「よし、行くぞ2人とも!」
「「おう」」
「じゃあ白湯奈、君は右端、僕様は左端だ」
「【君たちの、健闘を祈る。】」
「【塞凜波動】!!」
「【スクリームサンダァァァ】!!」
…さあ、くれない。
「…テレパシー?」
霊技で暴れまわれい!
「…わかってんよ!!」