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ghost43『殲士駆動①』

「いやー、よく来てくださいました!」

「時破田心裏様!」

「…様付けはやめろよなー」


 ーーーーーーーーーー

 時はさらに遡りリリー出発のすぐ後、1分後、

 時破田心裏は朝のジョギングを終え、

 シャワーを終え、部室に来た。

「んん〜?」

「なにこれ置き手紙?」


 3時間で帰る リリー


「…3時間ねぇ」

「それまでどうしようか、ねぇみんn」


 そう、しかし誰もいない。何故なら、

 薙紫紅は天影の里へクリムゾンで行き、

 キャサリンはそれについていき、

 リリーは3時間帰らないようだし、

 シモンは何故かいない。


「いねえし…」

「えーじゃあ暇じゃんか…」


 と、呟いていたその時。

 ピルルルルッと、電話が鳴る。


「はい、人助け部時破田です」

 〈あー時破田か。リリーか紅いる?〉

「居ませんけど…」


 声の主は人助け部顧問の美樹巴だ。

 話相手にならないのは分かりきっている。


「じゃあお前取りに来てくれる?」

「何をですか?」

「人助け部宛に手紙」

「正式に学校に送られてきてるやつだからな」

「本当は部長が取りに来なきゃならな…」

「うおわぁびっくりしたぁあああ!!!!」


 電話されたら向こうにお邪魔する。

 うおわぁびっくりしたぁあああと皆言うので、

 こればっかりはやめられない。

「最低かお前は」


「…で、その手紙というとは?」

「これだよ」

「あれ、なんか軽いかんじですね」

「私もそう思う」

「これあれじゃん、百均のやつだよな」

「…」

「…」

「怪しくないですかい?」

「怪しいですたい」

「まあ部員宛の手紙だかんな私には関係ない」

「そんな悲しいこと言わないでくださいよ」

「んんー…?」

 招待状

 時破田心裏 様

「…」

 拝啓

 桜の咲く季節となりました

「もう夏休み終わったぞい」

 この度は『殲士村』に招待させてもらいます

「こいつ日本語危ういな…って…殲士村?」

「先生知ってるの?」

「殲士村って言ったらあいつらじゃん」


 ーーーーーーーーーーーー


 殲滅戦士育成機関レイバード日本支部


 レイバードとは光の鳥という意味だ。

 実際に光の速さとはいかないが、

 殲士達は高速で、鳥のように戦う。


「様付けはやめろよな」

「ははっ…」

「しかし時破田様、ここに来たということは」

「我々に興味を持っていただけたのでしょうか」

「まあね」


『レイバード』は国防の一角を担う組織で、

『殲士』はその主戦力。…と聞いた。

 しかし天角学園にこいつらの資料は無かった。

 恐らく国ぐるみで正体を隠しているんだ。






 漫画みたい。








 生粋の漫画好きの私が、

 見に行かなければバチがあたる。

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