ghost38『魔法少女きららと仲間達①』
「ええ…そうでしたね」
「そうだったね…ありがとうリーダー」
「ああ」
「この計画は既に動き始めている」
「俺達はシャイニング・オーダーだ」
「だからこそ実行に移せた」
「クリムゾンなんぞに関わってほしくない」
「全員いるな⁉︎」
「「「「「「「「「おう!」」」」」」」」」
「よく聞け!この計画は絶対に邪魔させん!」
「既に各所で!」
「対抗勢力の殲滅部隊が発足、出動している!」
「そして他の根回しも完璧だ!」
「もう異能協会でさえも我々を阻害できない!」
「対抗勢力を殲滅さえできれば!」
「我らによって楽園は創造されるであろう!」
「「「「「「「「「「おう!」」」」」」」」
「気を抜くなお前達!」
「楽園は近いぞ!」
ー1階上ー
「うむ」
「まる聞こえじゃのう」
「そ、そんな計画が…」
「あやつら、天角学園の生徒じゃ」
「⁉︎」
「これは他人事ではないぞ…あの内容だとほぼ間違いなく天角の生徒を襲うであろう」
「どうやらついてきたのは間違いだったようじゃ」
「キ、キャサリンさん、今すぐテレポートを!」
「うむ。しかし…」
「妾らが学園を離れて既に24時間弱経った」
「どちらが勝ったにせよ、もう戦いは終わっているであろうなぁ…」
ーーーシャイニング・オーダー編ーーー
少し時は遡り、
椎名冬空と夏枷遊華の勝負の日の午後。
2人は4組へ転入が決まった。
「いくぜー4組はどこだー!」
「ま、待ってよユーカ!」
「ふゆりんふゆりんふゆりんりん!」
「おーしここかー!」
ガラ
「ッダラァ!ゴラァ!」
「マジックアイアン!」
「喰らえこの野郎!クソ!」
「「ええ〜…」」
い、いじめ…?
「いやまあ殺人が起きる高校だからおかしくはない…おかしくはないんだけどなぁ」
「何をブツブツ言っておるかふゆりん!」
「あっうん!」
扇奥義・素粒子螺旋!
天変地異・ダイナミックダインスレイヴ!
「ぎゃあああああああああ!」
「ぐっ…なんだこいつら!強すぎる!」
「うーむ。」
「私とふゆりんは人助け部が生んだ最強の魔法使いだ、少なくとも…」
「力をいじめの為に使うような奴には負けない」
「!」「人助け部…ふふっそうか」
「ならこれをリリー・シエルに渡しておけ…」
「伝言だ」
「伝言?誰からの?」
「今世紀最強の『魔法少女』様からのだ!」
「……は?」