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ghost25『ふゆりんとかわいい私⑪』

「あれ、早かったわね」

「はい、承ったわ、よくできました!」


「…リリーさん」

「?」

「僕と勝負して下さい!」

「!」



「…自信が増えたのはいいことだけどなぁ」

「さすがにここまで来るとダメね」

「あなたこの私に」

「封印能力者に勝てるとでも思ってるの?」


「そんなの、やってみなくちゃわかりません」

「僕はもう逃げないと決めました」

「部活中は能力を使えるんですよね、なら!」



 氷で縛られた椎名冬空が。




「…⁉︎」

「まあ、あんまり見せたくなかったけど」

「これが私の1パーセントよ」

「そ、そんな…」

「速さはそんなに無いんじゃなかったのか…?」

「そりゃ私は本来動かなくていいからね」

「別に動かなくてもイメージだけで凍結できる」

「そんで発動スピードは0秒」

「…そんな…」

「まあでもあなた」

「昨日より断然強くなってるわね」

「この私に1パーセントも使わせるなんて」

「…はい…」

「ありがとうございます…」


 うーん。

『絶対零度』、椎名冬空から威力を凍結した。

 プラス氷の基礎魔法『アイスクリエイト』…

 やりすぎたかな?


 キャサリンちゃん辺に師事したんだろうけど、

 かなり実力が伸びてたな…

 あいつ私から1パーセントを引き出しやがった。


「…明日はこの住所に行きなさい」

「ここには荒くれ者達がいるわ」

「この手紙を見せれば…」


 カキカキ


「はい」

「これを見せればあなたを強くしてくれる」


「はい…」


 結局僕はその日はずっとうつむいていた。

 落ち込んでいた。もしかしたら、

 もしかしたら勝てるかもと、思っていた。

 思っていたのだ…


 ーーーーーーーーーーーーーー翌日


 〔〔フェーズ4、自己中になろう〕〕


「で?俺らに何の用かな?」

「ざん!」


「『自己完結アスクブランク』」

「それは、誰にも相談することなく自分の中で結論を出してしまう者達のことである…」

「って聞いたんですけど、本当ですか…?」


「ああ、そうだな」

「この性格のせいで俺達は殺人鬼になった」

「…殺人鬼⁉︎」

「聞いてなかったのか?俺らは2組の生徒だ」

「れ、連続殺人犯クラス…」

「クラス委員長の林道栄徹だ」

「時破田心裏のライバルだぜ」

「殺人に関しては最近はやってねえ」

「前までは楽しくて仕方なかったがな」


「…こ、この手紙を…」

「ん」

「…んん!?」

「…まじかよ」

「…よし…しゃあねえ」

「お前を鍛えてやるよ椎名冬空」

「かなりハードで行くぜ」

「っはい!」



 銃戦隊ガンレンジャーのDVDセット

 見つけたんだよね〜

 その子鍛えてくれない?

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