ghost21『ふゆりんとかわいい私⑦』
素粒子の大きさは分かっておらず、大きさが無い(点粒子)とする理論と、非常に小さいがある大きさを持つとする理論がある。
「「だめじゃん!!!!!!!!」」
「…うーん」
「じゃあしゃあないな」
「あんまり恩を売りたくないけど…あの人に協力してもらおう」
「あの人?」
ー生活指導室ー
人助け部副顧問・都賀生命
切断の黒魔術を日本刀に乗せて戦う。
「というわけで頼みます!」
「…別に構わない」
「だがしかしあまり強くし過ぎるなよ?」
「クリムゾンに付き合わせてないだろうな」
「してません」
「…で、私は何をすればいい」
「なに簡単なことです」
「魔法の気配を感じ取ってもらうだけです」
「…ほう」
「先生は確か黒魔術士でしたよね?」
「ああ」
「魔女アンチとして名高い…」
「黒魔術士の全員がそうというわけではないが」
「まあ、そういう者達が作ったのが黒魔術だ」
「魔法探査は得意中の得意ーー。」
「じゃ、始めよう夏枷」
「魔法アンチの黒魔術士から魔力を感じさせなくなるまで小さくするんだ」
「素粒子とまではいかないが…」
「電子ぐらいにゃしてもらいたいな!」
「…わかってる!」
ーーーーーーーーーー
「今のが…僕…」
「ふふ…」
「炎は湯水の如く燃え盛り」
「水は土砂崩れのように溢れ出し」
「土は疾風の如く動きだし」
「風は光速で吹き荒れ」
「光は闇のように包みこみ」
「闇は光のように包み込む」
「他派生系はもう言うまでもない」
「これがいつでも出来たら即卒業レベル…」
「なんだけどもねぇ」
「…どうしましょうか」
「!」
「そうだ!」
「ど、どうしましたか!?」
「あの人に頼っちゃいましょう!」
「…あの人?」
1年1組教室
「あ!いた!」
凶悪犯罪者クラス担任、キャンディ・ベル。
学園最強と呼ばれる者は誰か、と聞かれた時、必ず名前があがる生徒会長を育てた元イギリス1の暗殺者。
殺人術『任せ殺す』、魔法【ダークエンジェル】、達成『話術』を持つという、天角学園でも中々のスペックの持ち主である。
「…なるほどね」
「まあ、あるあるネタですね」
「魔法使い界隈じゃよくあることです」
「…しかし」
「リリーさん」
「…はい?」
「あれだけ貴女達には言ってましたよね?」
「危険な事をするな、と」
「私じゃないです!」
「…自己完結と衝突してリレー中に大暴れ」
「私じゃないです!」
「キャサリンさんを追っていってドイツまで行ったけど無傷で良かったと思えば翌日すぐに時差が残ったまま大暴れ」
「それ私じゃないです!」