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ghost16『ふゆりんとかわいい私②』

 ズシンッ!


「ぐっ…な、何故…動けん…⁉︎」

「…」

「近藤の方はともかく…」

「白湯奈の方は小さい頃から鍛えている」

「…と聞いた」

「封印能力者に準ずる力を持っていたはずだ」

「その白湯奈を近藤ごとお前は完封した」

「何者だ!お前は!」


「…こっちが聞きたいなぁ」

「この白湯奈レミと近藤いつみを完封した私」

「を完封した貴様が何者なのか」


「ゆ、ユーカ!大丈夫!?」

「!」

「仲間か?」

「…幼馴染だよ」

「頼む、あいつには攻撃しないでくれ」

「…いやいや」

「俺はお前にも攻撃はしてない」


 解除


「で?なんでこんなことをした?」

「…貴様はなんでニヤけてるんだ?」

「そりゃあれだよ」

「俺は悪人の言い訳が大好きなんだ」

「…そうか…」

「しかし私達は特に悪さをするつもりはない」

「ふゆりん、説明してやれ」

「はい、えっとですね…」


 ーーー人助け部部室ーーー


「…頼み?」

「おう、頼みがある」

「頼まれるのは良いが態度は気に入らんのう」

「ユーカ!足組まないで!」

「おっと、すまない」

「…で?あたし達に頼みって?」


「うーむ。簡単に言うと」


「リリー・シエル貴方にこのふゆりん…椎名冬空を鍛えてほしい」

「えっ私?…いいけど…」

「でもなんで?」

「うーむ。理由はこれまた簡単…」

「貴様がフランス本部の秘蔵っ子だから」

「!」

「聞いてるぞ、才能溢れる同い年の少女…」

「大魔法師ガティア・シエルの姪っ子」

「ほほう…」

「妾達の世代のことまで調べたのか」


「…調べた…ねえ」

「そんなことをいちいち言う必要もない」


「『魔女村』は家だ」

「『魔法使い』は家族だ」

「だからこそ…リリー・シエル」

「この冬空をもっと強くしてほしい」

「『とてつもない才能を持っているから』」


「…わかったわ」

「確かに家族のようなものだしね」

「引き受ける」

「…ただし条件があるわ」

「なんだ?」

「私にできることならやる」

「そう、じゃあ一つ頼まれてね」


「修行期間は一週間」

「私と冬空君が修行をしてる間に」

「クレナイに師事しなさい」


「!」

「そんで一週間後に勝負よ」

「…わかった」

「お主の策に乗ろう」


 違うな。

 リリーは2人をぶつけたいんじゃない。

 俺と勝負したいんだ。



 一応クレナイには助けて貰った恩がある…

 しかしその恩のせいで下に見られるのは嫌だ。

 よって、クレナイのプライドをへし折る!



「…と言っておる」

「うわぁ…」

「こらそこっ勝手に心を読まない!」


 ーーこうして修行が始まったーー


 修行1日目。


「お腹すいた」

「はあ…」

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