表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
116/196

ghost13『レゾナンス・デスギア⑬』

「無駄だ…」


 ウィールスの体が消滅してゆく。

 存在と消滅を逆転した。


「ルーラーぁああああああああああ!」

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」


 ひゅんっ


「…」

「あまりにあっけなかったな…僕も博士も…」

「だがサクリファイスは…」

「…ふふっ」

「命ってかけてみるもんだ…」

「…あとは頼んだぞ、薙紫紅…」


 ーーーーーーー


 強い!!!

 なんだこの化け物!!!

 やると決めたら骨一つ折ってない!

 …そうだ…こいつは最初からそうだった

 死ぬ直前まで追い詰めて

 外傷は酷くても

 仁王立ちしている…


「うーん…」

「串刺しにする趣味は無かったんだけど」

「まあ仕方ないよな」

「ワイヤーと槍を跳ね返したらそうなるよ」

「残念ながら当然だ」


「…」

 レミは…気を失ったようだな…

 …敵わないのに起こすのも可哀想だ…

 寝かしておこう…

 あとは僕だけで!《論外。》



「…ダメか…」

「それも残念ながら当然」

「さあ、シモン、帰るぞ」

「ついでにこの白湯奈も連れていく」

「…薙紫紅」

「これから恐らく『最後の生贄』が来る」

「おいあんま喋んなよ傷開くぞ」

「…え?」

「今なんて?」

「…そいつは僕もろとも消し去るだろう」

「もし」

「もし最後の生贄にお前が勝てたなら」

「その時点で博士に変わって敗北を宣言する」


「‼︎…」

「…そんなにやばい奴なのか」

「ああ」

「『博士が育てた達成使い』だ」

「!」

「毎日地獄を見せるんだ」

「博士は過酷を作りだすことで達成を作った」

「その過酷さはお前のの比じゃないだろう」


「…じゃあ大丈夫だな」

「え?」


「多分そいつはここには来ないよ」

「来たとしても俺は負けない」

「は?」

「俺にはわかるんだよ」

「ば、馬鹿な!奴の速度ならすぐに…!」

「…じゃあこうしよう」


「来たら俺は()()()()()()()()()

「そのかわり」

「来なかったらもしくは俺が勝ったらお前は負けを認めろ…そしてサクリファイスと融合するんだ」


「…」

「わかっー」


 ズドンッッッッッッッッ!!!!


「「!」」


 来た!


 ガラ…


「…どうも、僕がシモン・ラストです」

「…よう」


 ど、どうなる…!


「僕は博士のおかげで達成使いになれました」

「まさに邪悪の権化です」

「じきに天角も襲います」

「なぜか全てが憎くてしかたありません」


「…じゃあ俺を殺すか?」

「………」


「ころしま」


 か、勝ったか⁉︎


「せん」



「⁉︎」

「…だよな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ