ghost1『レゾナンス・デスギア①』
「だからやめときなって」
「クレナイには向いてないよ」
「クレナイすーぐクズ発言するじゃん」
「そ、そう?」
「でもよ、戦力は欲しい」
「…まあ確かに…」
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[[[resonance→deathgear]]]]
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実際!
クレナイはクリムゾンの影響を受けすぎている!
もう何もしなくても何かに巻き込まれそうだ。
今だって…
封印能力者4人と、
絶級能力者?2人と、
達成使い1人と、
元精神異常者を50名ほど…
こんなに個性の強い知り合いを持つ人は…
…いや、そうでなくても…
8000人の犯罪者から恨まれている…
実際、世界にはもっと強い人達がいる。
キャサリンちゃんだって強いっちゃ強いけど、
封印能力者や達成使いは今や大量にいるし、
残り3人の絶級能力者の事も忘れてはならない…
聞けばシモン・サクリファイスは異能力者!
クレナイの味方は多いに越したことはない…
“クリムゾンの呪いはできるだけ肩代わりする”
…という約束もしちゃったし…
「わかった」
「私も行くよ」
「お、じゃあ2人で行くか」
「場所は?」
「銅霧県柵珠市すぐるがおか3-77-4」
「あ遠いね…」
「とk「はいはいわかってるわよ」
「早いね」
「【テレポーテーション】!」
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「…てかさ」
「こんなとこに住んでるってことはさ」
「ああ」
「最初っから学校に来る気は無いようだ」
ガサ
「荒れてるな…ここに人が住んでんのか?」
「自己完結の奴らもこんな感じだったんでしょ?」
「いいや…」
「窓にかかる部分だけは植物が無かった」
「しかしここは窓が完全に塞がれてる…」
「夏だしグリーンカーテンかもよ?」
「ああ…それもあるか」
「そうだな、きっとそうなんだろう」
〔考え過ぎもよくないな…〕
カチ
「…ありゃ?」
「インターホン壊れてるの?」
「…みたいだな」
「じゃあノックだ」
コンコン
「…応答無しっと」
「じゃあリリー、強硬手段で行くか」
「待って」
「なんか声聞こえない?」
「…?」
…す…けて…
たすけて…
だれか…たすけて…
「「‼︎」」
「人の声だ!リリー!」
「ええ‼︎」
【フロストバーニング】‼︎
ガンッ‼︎
「おい!誰かいるのか!」
「シモン君!いるの!?」
…けて…
「向こうだ!」
「一体何が起こってるの!?」
ガンッ!と。扉を開けた。
そこにいたのは。
「し、写真と同じ顔だ!」
「シモン・サクリファイス!」
「クレナイ気をつけて!」
「この部屋に魔力が充満してる!」
「‼︎…まだ息がある!」