家庭教師のおねいさん
毎週金曜は、近所のサトミ姉さんが家庭教師に来てくれる。
サトミ姉さんは美人で、大学生で、おっぱいおっきくて!
つまり中学二年の僕、マサキは彼女が来てくれるだけで有頂天だった。
「じゃあ、今日はこの問題を解いてみよっか?」
脚を組み替えながらサトミ姉さんが言う。
黒パンストが艶めかしい…。
「その前に、期末のテストが帰ってきたんだけど」
「お、どれどれー。数学92点!すごいすごい!がんばったじゃない!」
「そ、そそそれで!あの約束なんだけど…!」
「えー?なんだったかなぁー?」
蠱惑的な笑み。明らかに僕をからかっている。
でも、僕も引き下がるわけにはいかない。そのために死に物狂いでテスト頑張ったんだ!
「ふざけないでよ。ちゃんと約束したはずだよ!
その、数学で90点以上とったら…えっちしてく…」
ドアバーン!
「はーい勉強やってるぅー?」
バットなタイミングでオカンが登場!
「な、なな何しに来たんだよ!出てけよ!」
「コラ!マサキ君おかあさんに向かってなんてこと言うの!」
「あんらー、いいのよサトミちゃん。ただの照れ隠しだからねー?ねー?」
「ううううるせぇよ!」
「はいはい、お菓子もって来ただけだからすぐ出ていきますよー。
サトミちゃんマサキが馬鹿なこと言ったらぶん殴っても構わないからねー」
「わかりましたー」
「い、言わねえよ!」
そしてオカンは去った…。
「……で、約束の話だったよね。うん、もちろん憶えているよ」
「じゃあ…!?」
「そうだね。マサキ君がんばったもんね。
じゃあ、しようか…えっち」
サトミ姉さんが今、ゆっくりとワイシャツのボタンをひとつひとつ外していく…。
「あんまり、ジロジロ見ないで…恥ずかしい…」
「だって、サトミ姉さん綺麗だ…」
「ばかっ…////」
そして最後のボタンを外したサトミ姉さんが、柔らかな唇からあの言葉を…発した!
「エッジ チェーン ドラァァーイヴ!!」
シャキーン!シャキーン!ジャキーン!
光を凝縮した鎧がサトミ姉さんに装着され、右手にはあの伝説のエッジ『アオエ ザ ニッカリ チェーン』が!!
エッジ チェーン ドライヴバトル!
それは、鎧を纏い、鎖鎌のような武器で死闘を繰り広げる格闘技!通称えっち!
三年前、高校生えっち大会で優勝したサトミ姉さん。
あの決勝戦を会場で見ていた僕は、サトミ姉さんのえっちっぷりに興奮した!
えっちオブえっちと称されたこの猛者に勝ちたい!いや、勝ってみせる!!
うおおおおお!!!!
「エッジチェーンドライッヴ!!」
ガシーンガシーンジャキーン!
僕もエッジを解放し、闇の鎧に『ハセヴェ オブ ヘシギリ チェーン』を装備する!
「ふふ、やっぱりマサキ君のそれ、凄くえっちだね」
「えっちのためだけに鍛えた賜物だもの!すべてはサトミ姉さんを倒すため!」
「ひゃははは!大口を叩きおってからに!十年早いぞ小僧ォォオー!!」
限界えっちバトルの幕開けだァ!!
完!




