アイノス
【アイノス】
足元で
木材の軋む音
目を覚ますの
あぁ、今日も始まるの
所詮、私の1日なんて
赤と白の混ざらない絵の具を
塗りたくられる平凡な毎日
鳴くのも、疲れた
映る景色はいつも変わらない
冷たい冷たいコンクリート
抱き締められて、熱を帯びて、
息が絶えてきた頃、
ひとり、ぽつり呟くの
私、たまには空が見たいよ...
耳元で
木材の軋む音
目を閉じるの
あぁ、今日も終らない
所詮、私の一生なんて
青く白い気味悪い奴等に
奪い去られた平凡な毎日
泣くのも、忘れた
繰り返すのは実につまらない
冴えない種をコンプリート
諦めないで、ずっとすっと、
ひとり耐えてきたけど
ここで、やっと察するの
私、未来が来ないみたいね...
映る景色はいつも変わらない
冷たい冷たいコンクリート
私、最後に空がみたいの...