表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白い蝶  作者: 篝火 音
3/3

春の便りは何処から…(2)

『弓根 呼白様

虹の石祭りが4月20日に開催されます。海 様から、呼白様への贈り物も預かっております。詳しいことはお連れの狼に聞いてください。それでは、お待ちしております。』


「だって!なんだこれ?」

呼白は頭をかしげた。

「これ、怪しくない?誰かの悪戯だよね!」

アルトは笑った。

「この風山町に住んでいるのは、私たちぐらいよ」

「あー。確かにそれもそうだねー。」

「まぁ、詳しい事はファゴットが話してくれるから。」

「はぁ?俺か?!」

ファゴットはチッと舌打ちした。また、俺かよとぶつぶつ言った後、

「あぁ、分かったよ。外に出るぞ」

とけだるそうに言って、さっさと家を出た。呼白は慌てて自室に行き、帽子を被りカーディガンを羽織ると「行ってきます」と大きな声で行って、玄関を開けた。


ー「いってらっしゃい」と笑顔で呼白を送った後、アルトは慌てた呼白の手から落ちた手紙をもう一度見た。

(海様は、呼白のお母さんのことで間違いないわ。海様は何をお考えになっていたのかしら…。あぁ、お母様。私には何もわからない。いったいこれから何が起こるの?教えてよお母様!)

もう二度と目の前に現れる事のない自分の母に何度も問いかけた。なんとも言えない無力感による涙が、銀色の毛皮の波に飲み込まれていった。

だいぶ遅くなってしまい、すみません!今後、溜まった分をどんどん配信して行きたいとおもいます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ