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『苺ショート消失事件』の顛末

作者: 有子

 これは先日我らが同好会で起こった『苺ショート消失事件』の顛末である。真に勝手ながら、書記の私がここに記させていただく。


 桜川高校文学研究会は、高校の中でも歴史のある部活で十年前に発足した。『文学を愛し、敬い、その魅力を語り合う』というのが当部活の理念なのだが、積極的に活動していた十年前とは違い、活動はただ『部室に集まってお菓子を食べながら駄弁る』というものに変わってしまった。その上、部員も年々減少の一途を辿り、今年の部員は会長、副会長、書記の私、会計の四人のみとなった。文学研究会が凋落していった理由には諸説あるようだが、少なくとも今年の現状に関しては、元凶ははっきりしている。それは……。


 ある晴れた日の放課後、桜川高校文学研究会部室内に、悲痛の叫びが轟いた。

「ダレダァァァ! 俺の大事な苺ショートを食ったやつはァァァ!」

声の主である、当部活部長一ノ瀬部長は、怒りのあまり我を忘れて、まるで妖怪のような声を出して、荒れていた。ちなみにこの苺ショートとは、部長が事務所の書類整理を手伝ったことに対する事務所のおばさんからのご褒美らしい。昼休み部長は部室で狂喜乱舞し、私たちに、

「これは私のだ! 誰にもやらんぞ! 食いたくてもやらんぞ! お前たちの口には入らないぞ! はっはっ!」

と自慢げに見せびらかしていた。まるで食べてくれといわんばかりの行動の結果がこれである。私の中で『自業自得』、『馬鹿』といった単語がぐるぐると駆け巡る。

「くそっ……持っていかれたっ……!」

どうやら相当悔しかったようで、机に突っ伏してその姿を消したケーキが乗っていた皿を涙目で眺めていた。私は関わり合いになるのは面倒だと思い、自分の仕事に集中しようと、部長のことは放って置いた。放って置いてもたぶん死なないから大丈夫だろう。どうやら他の部長を除く部員も同意見のようで、落ち込んでいる部長を尻目に各々の仕事を黙々と続けていた。部室内には、何故だ、不条理だ、などの部長の独り言以外静寂に包まれていた。しばらくの沈黙の後、その沈黙を部長が破った。

「緊急会議だ! 『部長の大事な苺ショートケーキ消失事件』について話し合いをするぞ! みんな準備しろ! 部長命令だ!」

ああ、またか。私は小さくため息をついた。こういうのを職権乱用というのではないだろうか。だが部長の言うとおりこれは部長命令で、私たちが拒否することは出来ない。どんなに無価値なことだろうと、部長の命令には逆らえない。そう部室の壁に貼ってある部活規約に明記されている。そして現部長になって以来、無価値な、もといかなり個人的な命令ばかり下されている。性質の悪いことに、本人は大真面目だ。仕方なく私たちは重たい腰を上げ、机をまとめて会議が出来る形にした。


「さて、集まってくれた皆、重大な事件が起きた。一条、概要を説明してくれ」

部長は部長席にふんぞり返っている。隣の一条副部長はかなり嫌そうな様子で、ポケットから手帳を取り出し、読み上げた。

「えー、今日の昼休みに部長が事務所の事務員の方からいただいたケーキ……」

「大事な苺ショートケーキだ!」

「――そう、部長の大事な苺ショートケーキが、放課後なくなっているのが部長本人によって発見された」

「私の大事なケーキがなくなった!」

副部長が淡々と説明してくれているのに、部長がいちいち横槍を入れるため、副部長の怒りのホルテージはどんどん上昇していた。会計の日野さんが、副部長の様子にびくりと震えた。隣から黒いオーラが溢れ出しているのに部長は全く気が付いていなかった。鈍感にも程がある。

「だがしかし、私にはもうわかっているのだよ……」

そう言って部長は人差し指を突き上げたかと思えば、私にそれを突きつけた。人を指差してはいけませんと教わらなかったのだろうか、彼は。

「犯人は、この中にいる!」

部長は推理小説でありがちな台詞を吐いた。そして得意げな笑みを浮かべる。おそらく部長以外の人間の脳裏には同じことが浮かんだだろう、ああ、この人早くどうにかしないと、と。


「おい、どういう意味だ、一ノ瀬。俺たちが食ったとでも言うのか?」

即座に副部長が反論した。

「当然だ」

一体どこからそんな自信が生まれるのか。私は思わず頭を抱えたくなった。

「理由を述べろ! 理由を!」

副会長はさっきのも含めてもう本気で切れる五秒前だった。彼は眼鏡が似合う冷静そうな見た目からは想像できないくらい、かなり切れっぽいところがある。彼が眼鏡を取ったら、怒りが最高潮に達している証拠だ。そして今も、今にも眼鏡を外しそうな勢いだった。

「決まっている! 私は名探偵だからだ!」

その瞬間、副部長の何かが切れたようで、ふと眼鏡を外して、机に置いた。嫌な予感を察知した日野さんが、

「駄目ですっ! 抑えてください!」

と後ろから副部長を拘束する。副部長は「一発殴る一発殴る」と繰り返し呟いていた。それを私は遠巻きに見ていた。これは止めていなかったらさぞかし大変なことになっただろう。正直一発くらい殴った方が、頭がすっきりして、部長のためになるんじゃないかとは思ったけど。それにしても名探偵を自称するとは、流石に部長の言動、行動に慣れた私でも予想していなかった。彼はむしろ迷探偵だ。

何故なら部長の推理は百パーセント外れる。当たったためしがない。あまりにも頓珍漢な推理で、事件を解決に導くどころか、更に混乱させるような人である。しかもそれを本人は得意の推理と称しているから性質が悪い。風の噂で聞いたところによると、部長には五つ違いの弟がいて、その弟は本物の秀才で、ずば抜けた推理力を持っているらしい。是非部長は彼の弟の垢を煎じて飲むべきだ。いやむしろ、飲んでください。

私は沸々と湧き上がる感情を何とか抑えて、

「私はその理由では全く納得できません。納得のいく明確な証拠を提示してください」

と部長に言った。あくまで、冷静な口調で。

「ほほう納得できないと? ならば皆、アリバイを説明してみろ! 今日の昼休みから、今までのな!」

完全に探偵気取りになっている。推理小説にのめりこみすぎて、本の中の探偵と自分を重ねてしまっているようだ。ああ、もう面倒くさい。私は早くしろ、と部長がせかすので仕方なく口を開いた。

「昼休みは部長副部長達の前にこの部室に入り、昼食をとりました。それから次の授業が移動教室だったので、先輩たちより先に、ここを後にしました。放課後は先生から鍵をいただいて、鍵をあけて作業していました。放課後は先輩達が来るまで、ずっと一人で、誰も入ってきた人はいませんでした」

「東堂!」

いきなり部長が私の名前を呼んだ。その顔には得意げな笑みが浮かんでいる。――嫌な予感しかしない。

「東堂! お前には放課後のアリバイがない! つまりお前が……」

「異議あり」

私は部長に即座に反論した。最後まで言わせるつもりはなかった。部長は私の即答いささか尻込みしているようだった。

「私は犯人じゃありませんよ。ケーキが放課後の時点であったかはわかりませんが、そもそも私生クリームアレルギーなので、わざわざケーキを食べたいとは思いません。まして、部長のものを取ってまで」

「お、おう。そうか。それなら違うな。うん」

なんとか私の言い分に納得してくれたようだ。まあ私の勢いに押されただけかもしれないけれど。部長は次のターゲットの方を見た。会計の日野さんだ。

「日野、お前はどうなんだ?」

日野さんはひいっ、と小さく悲鳴を上げた。彼女は少々パニック屋で、ちょっとしたことでも慌てて、涙目になってしまう。もっとも、可愛いから許されるのだが。

「昼休みは友達と教室でご飯を食べていました。放課後は、えっと、図書委員の仕事があったので、図書室でちょっとだけ仕事してからここへ……」

ためらいがちに部長にそう言って、彼女は小さく頭を下げた。部長はふんふんと何かよからぬことを考えちゃいました、と主張するかのようなしたり顔をしている。

「なら日野犯人はお前だ! きっと図書委員でグルになって」

「ちゃんとアリバイあります!」

あまりにも理不尽に犯人扱いされ、日野さんはまた眼に涙を浮かべた。

「なんで図書委員さんとグルになって先輩のケーキを食べるためのアリバイ工作をしなきゃいけないんですか!ちゃんと証明できます! 目撃者はいっぱいいますー! それに、無くなったのは苺ショートなんでしょう? 私が苺だめなのは先輩知ってるじゃないですか! 私が犯人なら苺残します!」

確かに彼女は前に先生にホールケーキをいただいたときに、苺が食べられないといって、自分の分の苺をあげていた。それも部長に。これは部員全員が知っていることだから今考えたでっち上げの嘘ではない。そして今回ケーキは上に載っていた苺ごと消え去っていた。彼女は怖気づきながらも完璧な論証をしたようだ。日野さんの発言に完全に論破された部長はすごすごと引き下がった。そう思っていたら、再び探偵気取りのポーズを決めて、今度は一条副部長の方に向き直った。ああ、それは地雷な気がする。部長は指を高く突き上げ、ふふふと不気味に笑った。

「なら、この事件の犯人……それはお前だ、一条! 馬鹿めもう隠し立てできんぞ!」

指を副部長の方に突きつける。

「馬鹿はお前だぁぁぁ!」

瞬く間もなく、副部長は机を思い切り叩いて立ち上がった。その拳は固く握られている。きっと本人を殴りたかったんじゃないかと思うと、同情する。

「アリバイも何も、昼も放課後もお前と一緒に来ただろうが! ほら証明してみろよ、ああ?」

副部長はさながら極道ばりのオーラをかもしながら部長に訊ね、いや部長を脅した。

「ああ、うん…確かにそうだね。同じだったね。なら授業中にこっそり行って食べたとか……」

「俺とお前は同じクラスだ!出て行ったら流石に気づくだろうが!」

もう副部長の怒りは噴火寸前だった。まさかわざと怒らせてるんじゃないだろうな部長は。眩暈がしてきた。

「えー、なら犯人誰だよー。教えろよー、一条ぅ」

部長は口をとがらせ、子供の様に駄々をこね始めた。そして怒りで我を忘れて鬼と化しそうな副部長を、日野さんが理性を取り戻してくださいと必死になだめている。埒が明かない。私は口を開いた。

「少なくとも授業中の犯行はまず不可能です。抜け出すこと自体困難ですし、鍵も顧問が持っていますから。それに、皆のアリバイまたは犯人になりえない理由は間違いではないと思います。そうなると、この中に犯人はいないのでは?」

部長はそんな馬鹿な、と不満そうな口ぶりで私を見た。しかし、実際にそうなのだ。ケーキは昼休みの途中で部室に持ち込まれ、部長はそれを見せびらかした後、備えつけの冷蔵庫に入れた。私が部室を出た時刻、昼休み終了時刻の五分前の事だ。そのあとの事はわからないが、いつも通りなら部長たちは終了のチャイムが鳴ってから片づけを始め、部屋を後にしただろう。そうなると昼休みは最後まで誰か彼かいたわけだから、ケーキを見つからないように、綺麗に食べ終わることなどあり得ない。確実に気が付かれるだろう。また、放課後に鍵が閉まっていたということは、部長たちはしっかり鍵を掛けていた。それを私が開け、いつものように作業していたら、部長が叫びだした……。私は誰も見ていないし、ましてケーキは食べていない。そう断言できる。そして授業中の行動はまず不可能。そうなると、ケーキは昼休み終了後から放課後の間、何者かに奪われたことになる。おまけに、鍵のかかった密室から。

――部長の頓珍漢な推理で気が付かなかったけれど、結構難解な話なんじゃないのか、これ。私は深く思考を巡らせようとした。その時。気の抜ける鼻歌が廊下から聞こえてきて、だんだん近づいてくることに気が付いた。

部屋のドアが開かれる。

「よっす、ご機嫌麗しゅう! ……あれ、どうしたの」

「井上先生」

入ってきたのは顧問の井上先生だった。廃部の危機に直面している文学研究会をなんとかしようと尽力してくださる生徒思いの先生だ。多少間の抜けたところはあるが。私は部長や副部長が喚き始める前に、部長のケーキが無くなったということを簡単に説明した。

「へー、そいつはお気の毒だなぁ……」

先生は伏し目がちに私の話を聞いていた。しかしどこか挙動不審だった。私の中に一つの疑惑が芽生えた。いつしか副部長と日野さんもじっと先生のほうを見つめていた。私と同じ疑惑を抱き始めたのかもしれない。

「単刀直入にお聞きします、食べましたか?ケーキ」

副部長がそう聞くと、先生は物凄い速さで、

「俺が食べるわけがないじゃないか!」

と否定した。昔、人間は嘘をつくとき、僅かに右上を向くというのを本で読んだ。今の先生は自信ありげな口調ながらも視線は右に向いていた。嘘をついている。私達に事件の真相が見えてきた。いや、部長を除いて。部長は自分のさっきの推理をまだ正しいと思っているのか、

「何で先生にそんなこと言うんだ!」

と憤慨していた。元々は貴方のケーキの事で悩まされているのにどうして当の本人に怒られなくてはならないんだ。頭が痛い。私達はひとまず部長を無視して、先生を問い詰めることにした。

「先生、きっと先生は僕たちがいない間、つまり授業中に何かしらの用事でこの部室に来たんですね」

「うっ!」

先生が小さく呻く。どうやら図星の様だ。副部長が続ける。

「そしてたまたま冷蔵庫にある美味しそうなケーキを見つけた。先生は食べたい欲求を抑えきれず、それを食べた」

「しょ、証拠はあるのか!」

私も加勢しよう。副部長に代わり、私が先生の問いに答えた。

「私達が昼休みここを後にする頃には、ケーキはまだあったはずなんです。そして無くなったことに気が付いたのは放課後。部屋には鍵がかかっていました。部長も副部長も鍵を掛けたと言っています。それなのにケーキは消えてしまっている。私は完全な密室からケーキが消えた、そう思っていました。しかし一つの可能性を失念していました。先生の存在です。先生なら部室の鍵を持っていますから、いつでも鍵を開けることができます。そうなると、この密室は崩壊します。おまけに授業中私達は拘束されているので、実質部長のケーキを食べることは不可能です。先生が犯人なら、鍵も開けられるし、時間もあった。説明がつくんですよ」

私はそう早口でまくしたてた。先生はぐうの音もでないのか黙り込んでいる。そこに日野さんがパニックになりかけていたものの、切り札を叩き付けた。

「そ、それに! 気のせいかもしれないけれど、先生の袖口に白いクリームのようなものが!」

私はすぐにスーツの袖口を見た。確かに日野さんの言うように白い、そう生クリームのようなものが付着していた。これは気が付かなかった。先生も今まで気が付いていなかった様子で慌てて袖口を見た。

「先生、まさか……」

超絶鈍感な部長も、流石に感づいたようだ。先生は部員の疑いの眼差しに、

「お、俺じゃないぞ! 一ノ瀬の苺ショートなんて知らん!」

その刹那、部室内の空気が固まった。ケーキを食べた犯人が明らかになった瞬間だった。

「先生。どうして知っているんですか? 無くなったケーキが苺ショートだって」

先生は顔を青くした。今自分がとんでもないことを口走ったことに気が付いたようだ。

そう、私も他の部員も、先生が来てからは一度も苺ショートとは口にしていない。意図したつもりはないが、ずっとケーキとしか言っていなかった。それなのに先生は今苺ショートと間違いなく口にした。この情報を知りえるのは、部長にケーキをあげたおばさん、部長の話を聞いた私達、そして実際にケーキを味わった犯人に他ならないのだ。私の中でなにかが切れた。散々部長につき合わされ犯人扱いされた挙句、犯人は先生だった。

私達は先生が来るまでの間、とてつもなく無駄な時間を消費したこととなる。私はゆらりとおもむろに立ち上がり、先生の近くに歩み寄った。

「美味しかったですか?ケーキ」

「え?」

先生は呆然と私を見つめた。

「舌触りの良い滑らかなクリームとふわふわ且つしっとりしたスポンジとの見事なハーモニー。更にそこに苺が加わることによって生じる魅惑的な味のアンサンブル。更に人のものを食べ、私達に無駄な時間を消費させたことに対する優越感、昂揚感。さぞかし幸せな心地だったでしょうねぇ、先生?」

最後の方はもう自分でも何を言っているのかわからなかった。ただこの形容しがたい感情を、元凶ともいえる先生に知ってほしかった。周りの部員は少し引いていたが気にすることではない。

「や、やめてくれ! 俺が悪かった! 俺が食べました!かっとなって食べました! 今となっては後悔しています!」

迫力に圧倒された先生はもう許してくれと土下座をした。

「それで、美味しかったですか?」

――しばらく、先生の悲痛の声が部室に響いていた。


先生を責めることに満足した私は、結局先生に部長にケーキ、辛党の副部長に魔王ハバネロ、私と日野さんにシュークリームをごちそうするという約束を取り付けた。

数日後、先生は約束通り各々の希望のものを持ってきた。

「あれ、東堂。そのシュークリームホイップ入ってるけど大丈夫なのか?」

部長が心配げに聞いてきたので、私はしれっと答えた。

「ああすいません。あれ嘘です。嘘も方便というやつです。本当は生クリーム大好きです」

部長は手に持っていたフォークを落とした。

「お、お、お前なああああ!」

だってあそこで本当のことを言っていたら、ケーキ好きで放課後のアリバイのなかった私は、間違いなく部長に犯人扱いされていたはずだ。いい機転だったと思う。

「結局真実が暴かれたんだからいいじゃないですか」

「いい……のか?」

「いいんです」

私は納得のいかない表情を浮かべる部長を横目に、シュークリームを頬張った。美味しい。


これが、『苺ショート消失事件』の顛末。今回の事件で

我らが文学研究同好会に、新しい張り紙が貼られた。

「人の食べ物は食べない!」

「部長の推理はあてにしない!」

今回の事件を教訓にさらなる文学研究会の発展を目指そうと思う。――多分、無理だと思うけど。

書記:東堂由布子


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― 新着の感想 ―
[一言] 食い物の恨みとは実に……。推理のくだりも面白かったです。
2012/10/05 17:14 退会済み
管理
[良い点] 部長の迷探偵っぷりが笑えました。 この話の語り部が「書記」ってのも、グッドです。 [一言] 面白かったです! 自分もこういう推理ものを書きたかった……。
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