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あの頃 〜詩〜

作者: ゆずか

日記みたいな、詩です。

好きすぎて胸が痛くなる‥そんな想い出ありませんか‥?

あの頃、あなたといるのが当たり前で。

あの頃、お互いに好きなことが当たり前で。


角砂糖を落とした瞬間に、形がなくなっちゃうのとおんなじみたいに、この恋はなくなって。

何にもなかったみたいに、あたしは独りになって‥。

一生好き‥それは今となっては嘘にすぎなくて。

誰を信じたらいいかわからないから、自分だけを信じて、また同じ道を引き返す。

あの頃、あたしは一生懸命にかわいくなろうとしていて。あの頃、今よりはずっとかわいかった、何にも知らなかった分。

初めて好きになって、初めて付き合ったから、休みの日に私服で待ち合わせたことも、電話で二時間も話したのも、みんなが帰った教室でキスをしたのも、手を繋いで歩いたのも、不安で泣いたことも、幸せすぎても泣けちゃうことも、ひとつ叶うとその先をまた欲しくなることも、自分が本当は欲張りなこと知ったのも‥全部初めてだった。




もっともっと頑張って、歩み寄れば良かった。

もっと好きじゃなかったら、辛くなかったのかもしれない。


好きってあまり、言ってくれないところとか、写真をなかなか撮らせてくれないところとか、パフェを注文出来ないところとか、嫌になれたら、ましだったのに。


そんなところすら、好きになりすぎていて。

あたしの傷は思ってた以上に深かったみたいで。

冬がすぎても、あなたを好きでいたみたい。


戻れない、時間。

戻れない、あの頃。戻りたい、あなたのそばに。

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― 新着の感想 ―
[一言] 僕もこんな恋愛してみたいです。
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